エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日 恋に落ちる Extratessestre

●「エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日 恋に落ちる Extratessestre」
2013 スペイン Sayaka Producciones,and more.95min.
監督・脚本・(共同)製作:ナチョ・ビガロンド
出演:フリアン・ビラグラン、ミシェル・ビガール、ラウル・シーマス、カルロス・アレセス他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
日本劇場未公開。(さもありなん)WOWOWにて鑑賞。原題は「地球外生命体」って
意味だよね。低予算映画なので登場人物も、出てくるシーンも少ない。けど、考えオチな
面白さがあり、冒頭に登場してくる髭面の男が実は・・・というのが驚きだったりする。

この監督のふざけたというか人を喰ったというか、すらっとぼけたというか、オフビートと
いうか、そういう所に面白さを見いだせる人にはハマると思う。とにかく少ない登場人物の
会話でなりたつ映画であり、その会話が実に良く出来ているのだ。
細かいガジェット的な表現、「何言ってるんだ?こいつら・・・ハハハ!!」と笑っちゃうような
「バカじゃないの」と突っ込みたくなるようなセンス。独特のタッチに惹かれるでしょう。

ただ、宇宙船がイラストっぽく空に浮かぶだけで、別にSFぽくもないし、宇宙人は出てこない
し、光線銃が飛ぶわけでもない。宇宙人が大挙して襲来し、街のみんなが避難したのに
残ってしまった間抜けな4人が繰り広げる「人間」模様が主題なんだよね。
「避難を呼びかける呼び鈴に気が付かなかった?」とか言っている。普通そんな悠長じゃ
ないでしょう。 舞台劇にしたら面白いんじゃないかな。
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<ストーリー>
マドリード以外も合わせ、スペインだけで約30機の巨大UFOが出現するという、
まさに“エンド・オブ・ザ・ワールド(世界の終わり)”な非常事態。しかしそれは予想に
反して進展せず、主人公の若い男女は、女性の恋人や彼女のアパートの隣人と
揉めごとを繰り広げることに……。
これをSFと呼んでいいのかどうかについては当惑させられ、あって当然というパニック
描写も最小限ながら、究極の危機に直面した等身大の登場人物たちが見せる悲喜
こもごもの反応は説得力があり、フレッシュな空気も込みで楽しめる趣向。(WOWOW)

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by jazzyoba0083 | 2015-08-03 16:39 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)