サベージ・キラー Savaged

●「サベージ・キラー Savaged」
2013 アメリカ Cart Before The Horse Productions,Green Dog Films,and more.95min.
監督・脚本・撮影・編集:マイケル・S・オヘダ
出演:アマンダ・エイドリアン、ロドニー・ローランド、マーク・アンソニー・サミュエル他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
こういう映画に感想が要るのか?って感じの、いわばおバカ映画ですね。
ホラー・オカルト系は基本、観ないのですが、暑くて、「納涼お化け屋敷」な
感覚で観てみました。一応IMDbでも6以上あるし。

ホラーというかグロというか。こういう映画がお好きな方はたまらんのでしょうね。
物語の仕立てとしては復讐譚なので嫌いではないし、痩せた華奢な女性が
霊界パワーを得て、えげつない復讐を繰り広げるのは、気持ちいいっちゃ
気持ちいい。この映画のいいところは、レイプシーンなどエロなシーンは丁寧に
描かず、バイオレンスはきっちり描くというところ。グロは普通の人が直視できる
ギリギリかなあ。 

聾唖の女性が父親の形見であるGTカーに乗って長距離ドライブにでかけ、
西部の砂漠の中で、アパッチを助けたばかりに、先住民をヘイトする輩に
とっつかまって、有刺鉄線で縛られ(イテテテ・・)、輪姦されちゃうのだね。
しかしこの女性ゾーイは、有刺鉄線にめげず、肉に食いこむのにもめげず
腕を引き抜き(イテテテ・・)、逃げようとするが、悪い男にデカイナイフで腹を
抉られて殺されちゃって、砂漠に埋められるのだ。
しかし、翌朝インデアンの男に発見され、怪しげな祈祷と薬で治療されるのだが
その時、100年以上前に白人に嘘つかれて殺されたアパッチ族の大酋長の
霊が乗り移り、霊界パワーを貰って復活したのだ。

ゾーイは白人への復讐に燃える大酋長の怨念と、自分の怨念のダブルパワーで
自分をいたぶってくれた男どもにえげつない復讐を展開する。ナイフで腹をかっさばき
腸をひっぱりだしちゃうし。www
ソーイは既に人間ではないので、体は腐ってくる。腕にウジが湧いたり、骨が見えちゃ
ったりでもう大変。さされてはみ出た内蔵を引きちぎって火にくべてその代わりにそこらの
砂や石を入れたり、骨の代わりに棒きれで腕を補強したりね。www
インディアンの霊が宿っているだけあって弓矢も得意で、一人はハリネズミみたいに
しちゃうし、一人は首に矢が刺さった状態になって(矢鴨かよ!)しまう。
ピックアップにハネられて更に惹かれても死なないしねえ。強いよお!!あ、もう
死んでいるからいいのか。男らの援軍に駆けつけた白人至上主義者らも
片っ端から血祭りにあげちゃうのだね。 痛快だわ。一度死んだ人だから見ていて
安心だしwww

で、見事本懐を遂げたゾーイ(大酋長)は、やがてそれぞれの霊が分離して昇天する。
ボロボロになった亡骸は(下半身がないんだな)、捜索に訪れた婚約者の手により
ガソリンをまかれて荼毘に付されるのだった。

そういうお話。家でエアコン聞かせて寝転びながら見るのにはいいじゃない?個人的には
この手の映画はもういいけどさ。オヘダ監督はこの映画に6年の年月をかけている。もちろん
資金的なものもあったろうが、自分が思う映画を作りたい、という気持ちの強さが伝わって
くるような作品に仕上がったのじゃないか。
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<ストーリー>
結婚式を控えた聾唖女性が、自身を陵辱した男たちに復讐を果たしていくバイオレンス・
アクション。弓矢やクンフー、ナイフ等を駆使しながら、男たちを次から次へと地獄へ
葬り去る姿を強烈なバイオレンス描写によって映し出す。
監督・脚本・撮影・編集は、TVを中心に活躍するマイケル・S・オヘダ。

結婚式を控えた美しい聾唖女性ゾーイ(アマンダ・エイドリアン)は一人旅の道中、少年を
家畜のように殺そうとする地元のギャングたちに遭遇する。ゾーイは少年を助けようとするが
失敗、逆にギャングに拉致されてしまう。
野獣と化した男たちに心ゆくまでレイプされ、肉体も精神も踏みにじられていくゾーイ。
そんな中、ゾーイの婚約者は行方不明になった彼女を捜し出そうと手を尽くすが、
瀕死状態のゾーイはギャングたちに生き埋めにされる。
だが一夜明け、インディアンの呪術でゾーイは覚醒、奇跡的に息を吹き返すのだった。
復讐心に燃え上がるゾーイは、弓矢やクンフー、ナイフ等を駆使しながら、自身を陵辱した
男たちを一人、また一人と血祭りにあげていく……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-08-06 22:40 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)