天国は、ほんとうにある Heaven Is for Real

●「天国は、ほんとうにある Heaven Is for Real」
2014 アメリカ TriStar Pictures(a SONY company).99min.
監督・(共同)脚本:ランドール・ウォレス  
原作: トッド・バーポ
『天国は、ほんとうにある 天国へ旅して帰ってきた小さな男の子の驚くべき物語』(青志社刊)
出演:グレッグ・キニア、ケリー・ライリー、コナー・コラム、マーゴ・マーティンデイル他
e0040938_1552092.jpg

<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
実際にあった話をまとめたベストセラー本がベースとなっている。ラストに本物の一家が出てくる。

お話は簡単で、ネブラスカ州インペリアルという小さな町が舞台だ。そこで牧師兼消防士兼
修理工兼高校のレスリングコーチであるトッド・バーポ(キニア)は、コルトンという4歳の息子、
その上のナンシー、そして妻のソーニャの4人ぐらし。貧乏であるが、信者たちからあてがわれた
家に住み、つましい幸せな日々を送っていた。

ある日トッド一家の4歳になる長男が盲腸を破裂させ、緊急入院。かなり危ない事態であったが、
家族の祈り、街中の祈りが通じてか、奇跡的に命を取り留めた。
コルトンというこの少年は退院後、自分が天国に行ってきたと語りだす。その内容は、
具体的で、母親が流産していてその子が女の子だったことまで観てきたという。そんなことは
誰も知らないはずなのに。コルトンは、観てきたことを淡々と語るに過ぎない。
嘘を言っているようには見えない。イエスの顔もみた、自分の手術中、お父さんが神様に対し
怒っていること、お母さんが街中のみんなに連絡し、コルトンのために祈って、というところ
などは見えていたという。

牧師たる父は、天国はある、と説教している身。息子の言葉を信じたいが、臨死体験の幻覚で
はないのか、科学的に説明は出来ないのかと大学の心理学者に相談したりもする。
やがてマスコミの知るところとなり、コルトン少年は有名人になってしまう。しかしこのことが
街の人々や子供仲間に微妙なバランスの狂いを生じさせる。その溝は夫婦の間にも。

そして、トッドは、教会の説教で天国の話をするのを止めないと、新しい牧師を呼ぶことになる、と
理事会で言われてしまう。悩むトッド。そして金はどんどん足りなくなり、コルトンの病院代金すら
払えなくなるのだった。
理事会の中の強硬派の婦人ももちろん牧師の知り合いであるが、彼女はイラクだかアフガンの
戦争で息子をなくし、なぜ自分は息子を奪われ、なぜ牧師の息子は助かったのか、それが
嫌だったのだ。

コルトンは、トッドの祖父ポップが天国にいたよという。若いころの祖父の写真を見せるとその人だ
という。天国では皆若いんだとも。ここに及んで科学では説明できないことが起きていることを
トッド夫妻は確信、その時ラジオから生放送でインタビューの申し込みがあった。トッドは
次の日曜、教会に来てくれれば話すと説明する。

そしてテレビカメラや大勢の見物客の前で、トッドはコルトンの体験を説明する。そしてコルトンは
天国に行ってきた、しかし、天国の存在をそれでも否定的な人もいるだろう。しかし、どうだろう
皆さんが愛する人を思う時、天国の存在を感じないだろうか、そう、愛こそが天国なのだ、と
語りかけた・・・。その頃、リトアニアのある少女が、天国を見たといいイエスの絵を書いた。
ネットの画像でそれを見たコルトンは、「そう、この人だよ」と言うのだった。

そんなお話。アメリカでは受けただろうなあ、という感じだが、キリスト教が普段の生活にない
日本人にはキリスト教の布教映画か、と感じてしまう人も多いだろう。ただ現実に起きた話なので
作りものでない説得力がそこにはある。キリスト教はおいておくにしても、超常現象というものは
あるのだなあ、と私なんかは思っちゃいます。深層心理学的には説明できちゃうのかもしれません
けどねえ。ま、宗教臭いですが、見ていて嫌な気分になる映画ではないです。むしろアメリカ人の
キリスト教に対する姿勢が分かって興味深い部分もあります。
e0040938_1555046.jpg

<ストーリー>
「生死の境をさまよい、天国を見てきたと語る少年の実話をつづったベストセラー小説を基にした
ヒューマンドラマ。奇妙な体験を語ることで騒ぎになることを恐れる周囲の人々、普通の生活が
送れなくなることを危惧する母親の姿など、ひとりの少年が巻き起こす騒動の行方がつづられる。
グレッグ・キニアが少年の父親を演じる。

アメリカ・ネブラスカ州インペリアル市で牧師を務める傍ら小さな修理会社を営むトッド
(グレッグ・キニア)には、3人の子供がいた。ある日、3歳の長男コルトン(コナール・コラム)が
高熱に見舞われ嘔吐を繰り返すようになる。
緊急搬送され穿孔虫垂炎であることがわかり、2度に渡り手術が行われた。コルトンは医師に
もなすすべがないと言わるほどの状態で、生死をさまよう。トッドは絶望のあまり、神に私の
息子を奪う気かと叫んでいた。その甲斐あってか、奇跡的にコルトンは一命を取り留める。

やがて回復した彼は天国を旅してきたと言い、天国の様子や彼が知らないはずのことに
ついて話し始める。トッドたちはこの驚くような話について、その意味を考えるようになる――。」
(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
トラックバックURL : http://jazzyoba.exblog.jp/tb/23560888
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by jazzyoba0083 | 2015-08-13 22:55 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)