ラストマン・スタンディング Last Man Standing

●「ラストマン・スタンディング Last Man Standing」
1996 アメリカ Eclipse Catering,Lone Wolf,New Line Cinema.101min.
監督・脚本・(共同)製作:ウォーター・ヒル
出演:ブルース・ウィリス、クリストファー・ウォーケン、ブルース・ダーン、ウィリアム・サンダーソン他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
黒澤明が、ダシール・ハメットの小説「血の収穫」をヒントに製作した「用心棒」を、ウォーター・
ヒルが禁酒時代のテキサス州ジェリコという街を舞台にリメイクした。

おおよそのプロットは「用心棒」をなぞっては居るが、どうしても、設定が陳腐に見えて
しまい、時代設定は良しとしても、ブルース・ウィルスのキャスティングと言い、まだ若くて
あまり怖そうでないクリストファー・ウォーケンと言い、今ひとつという感じを免れなかった。

黒澤が「用心棒」で表現したかったことは剣戟よりも、桑畑三十郎の心の動きだった、と
語ったが、本作ではそれを主人公ジョン・スミス(ウィリス)の語り、という形式で進行する。
確かに二丁拳銃の打ち合いは派手だし、ゴロツキが次々とやられるのは痛快ではあるが、
物語としての深みを感じなかった。活劇としてみればまあまあなのだけれど、うわっ滑り
してしまった感が拭えない。

細かいことをいうと、主人公がぶっ放す銃はリボルバーじゃなくて、カートリッジに弾を込める
タイプ。あれだけ打ちまくって、一体弾倉をいくつ用していったわけさ、と突っ込みを入れたく
なる。カートリッジには7発の弾丸だから、2丁で14発で終わりだ。確かに45口径は威力があり
人が吹っ飛ぶほどという表現は正確でリアリティがあった。
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<ストーリー>
「対立する二組のギャング組織の抗争の渦中に飛び込んだ男の活躍を描く、ハードボイルド・
アクション。黒澤明監督、三船敏郎主演による時代劇の名作「用心棒」(61)を、禁酒法時代の
西部の町に舞台を置き換えて忠実にリメイクしている。監督・脚本は「用心棒」に多大な影響を受けたという、「ウォリアーズ」「ジェロニモ」のウォルター・ヒルがあたり、もう一人の敬愛する映画監督サム・ペキンパーにオマージュを捧げたアクション演出が印象的。

荒涼とした西部の町ジェリコ。この町に立ち寄った正体不明の男ジョン・スミス(ブルース・
ウィリス)は、偶然見かけた美しい女、フェリーナ(カリーナ・ロンバード)に心奪われる。
この町はアイルランド系のボスのドイル(デイヴィッド・パトリック・ケリー)と、イタリア系の
ボスのストロッジ(ネッド・アイゼンバーグ)にそれぞれ率いられた2組のギャングが縄張り
争いで対立していた。
保安官のエドも彼らには手出しをしない。金になると踏んだスミスは早速動き出す。自分の
車を壊したストロッジの手下をあっさり血祭りに上げたスミスの拳銃の腕前を買ったストロッジは、
用心棒として彼を雇う。だが、スミスの真意はストロッジの情婦ルーシー(アレクサンドラ・
パワーズ)に近づき、町の内部事情を探ることにあった。

一方、ドイルもまたスミスの腕を買っており、さらに高い報酬で彼を雇おうとする。ドイルには
用心棒としてマシンガンの名手ヒッキー(クリストファー・ウォーケン)がいた。ドイルに寝返った
スミスは、聖女フェリーナに再会し、彼女をメキシコに逃がした。一方、密輸酒の取引に端を
発したドイルとストロッジの抗争はエスカレート。最初は間をうまく立ち回ったはずのスミス
だったが、ヒッキーたちのリンチを受け、半死半生の目に遇う。
攻勢に転じたドイル一味はストロッジたちを皆殺しにし、街の支配権を手中にした。スミスの
心意気に惚れた悪徳保安官のエド(ブルース・ダーン)や酒場の主人に匿われ、英気を
養ったスミスは快復の時を待つ。スミスは敵地に赴くと、ドイルたち一味を次々と倒してゆく。
一人生き残ったヒッキーを倒し、スミスは悪党どもが一掃された街を去った。」(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2015-08-18 23:20 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)