スケルトン・ツィンズ 幸せな人生のはじめ方  The Skeleton Twins

●「スケルトン・ツインズ The Skeleton Twins」
2014 アメリカ Duplass Brothers Productions,Venture Forth.93min.
監督:クレイグ・ジョンソン
出演:ビル・ヘイダー、クリステン・ウェグ、ルーク・ウィルソン、タイ・バーレル、ボイド・ホルブリック 他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
サンダンスで脚本賞を獲っているくらいだから、いい映画なんだろうけど、なんとも「鬱」な
気分の作品だ。コメディーをメインのジャンルとしている俳優さん2人を配し、人生に
不器用な二卵性双生児の人生を綴るのだが、重いテーマをコメディータッチの中で演出し
シンパシーを感じやすくした、ということなんだろうけど、分かっていても重いものは重い。
だいたい、双子のオヤジは精神的に病んでいて橋から飛び降り自殺していて、姉弟も
児童精神科に預けられていた経緯もある。母は二人が幼いころに育児放棄。
よって、二人のバックグラウンドが「鬱」なのでいくらユーモアタッチで仕上げても、個人的
には受け入れがたいものだった。
一応ラストは二人の笑顔で終わるのだが、冒頭が弟の自殺未遂、ラストが姉の自殺未遂と
話のはじめと終わりがこれだから、あとは推して知るべしだと思う。
日本劇場未公開作品。WOWOWにて鑑賞。

確かに「鬱」」を背負って人生を歩くことは大変だし、そうでなくても人より立ち回りの
下手な「生きるのに不器用な」タイプの人は苦労するだろう。その点で主張したいことは
よく分かるのだが、たんなる好みの問題だろうけど、私には、重く「鬱」な気分の作品だった
のだ。
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幼いころに父親からガイコツ(スケルトン)の人形を貰った二卵性双生児、マイロ(ヘイダー)と
マギー(ウェグ)の姉弟。ロスに住むゲイのマイロは恋人に去られ、自殺未遂。
病院からの連絡でニューヨークに住むマギーが駆けつけるが、10年ぶりの対面だった。
これを機会にマイロはNYに引っ越し、マギー夫婦と住むことに。

マイロは定職もなく、LAに引っ越す前に付き合っていた書店経営の男性とよりを戻そうと
接近する。書店の男性ははじめ拒絶するが、次第に打ち解けて・・・。

マギーは人の好い旦那と子づくりの真っ最中、というが、子供を育てる自信がなく、
避妊薬を飲んで、ダイビングスクールの教師と浮気していた。実はマギーの浮気は
彼で3人目だった。(セックス依存症)旦那は自分の家にゲイの双子が来ても嫌な顔せず、
彼の面倒をみてくれていた。そんな旦那にマイロは、マギーが避妊薬を飲んでいることを
教えてしまう。激怒したマギーは旦那に言い訳として、言わなくてもいい過去の浮気のこと
まで言ってしまう。旦那は流石に落ち込んで家を出て行く。

マイロは書店の男と復活したと思ったものの、男は女性と付き合っていて、ある日、
訪ねると、今の生活を続けたいから、もう来るなと言われてしまう。

そう、二人に起きることはマイナスばっかりなんだな。プラスのない人生に絶望した
マギーはダイビングスクールのプールで重しを腰に結び、自殺を図る。そこにマイロが
駆けつけ助け出す。やはり姉弟は分かりあえる人生のベストフレンドだったのだ。

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そんな映画です。全体にユーモアタッチで、姉が勤める歯科医院での悪ふざけや
「Nothing gonna stop us now」を二人で口パクで歌うところなど二人の心の触れ合いを
描く面白い映像もあるが、姉のおならも含め、私には痛々しかった。邦題のように
これが「幸せな人生のはじめ方」なんだろうか?

この映画のデータはこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2015-09-22 23:20 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)