テロ・ライブ The Terrorl Live

●「テロ・ライブ  The Terror Live」
2014 韓国 Cine2000,Distributor:Lotte Entertainment.98min.
監督・脚本:キム・ビョンウ
出演:ハ・ジョンウ、イ・ギョンヨン、チョン・ヘジン、キム・ホンファ、キム・ソジン、イ・デヴィッド他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
いかにも韓国らしいエキセントリックさで、かなり突っ込みどころ満載だが、面白かった。
ほぼ全編がラジオの小さいスタジオで展開し、カットも短くアップ目が多い、実験的な
感じも受ける作品だ。
ニュースキャスターというポジションは世界各国で違うのだろうけど、おそらく韓国では
アメリカと同じように国民的ヒーローであると推測する。そのスターとでも言うべき存在の
見せてはいけない本音や弱さ、放送局の幹部の本音などが痛快に描かれている。
切羽詰まった時に見せる人間の本性が、主人公のみならず、犯人、局員、政府と様々な
人間に観られるとう言う切実さもまた良い。
また交渉にやって来たメッタクソ気分が悪い警察庁長官があっけなくテレビの生放送中に
殺されるというのも、「官」に対する反感のカタルシスとして受け取られているのだろう。

CGの出来も良く、漢江にかかる大きな橋の爆破、ビルの倒壊など大掛かりではないけど
細かい部分もちゃんと表現されている。俳優さんたちは知らないので分からないけど、
作品に対するマイナスになっているところは無かった。キャスターの元妻もアナウンサーでは
なく、報道記者の雰囲気があっていいんじゃないか。

テンポも良く、狭い空間と話題から言って100分で収めたのは、くどさが無くて良いと思う。
最大の難点は、イヤーモニター内部やビルが倒れるまた橋が崩壊するほどの爆弾を、
若い男性が一人でどうやってやったか、ということ。アイデアはいいのだが、そこにどうしても
無理を感じてしまう。ラジオ・テレビ兼営局という点も理解していないと、なんでラジオスタジオが
いきなりテレビスタジオになるわけ??と感じてしまうかもしれない。
たった半日くらいで通常の生活が天国になりやがて地獄となる人生、超高層ビルが爆弾
1つで倒れるとは思えないんだけど、このなんつーかジジェットコースター感が気持ちいい
作品。
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<ストーリー>
大統領の謝罪と多額の現金を要求する爆弾テロ犯からの電話がラジオ番組にかかってきた
ことから、通話の模様を生中継しようとするものの状況が二転三転していくサスペンス・スリラー。
監督・脚本はキム・ビョンウ。初めて長編映画作品を手がけた本作で第34回青龍映画賞
および第14回釜山映画評論家協会賞で新人監督賞を獲得した。
不祥事を起こしラジオ番組担当となったが爆弾テロ犯とのやり取りを通し巻き返しを図る
アナウンサーを「ベルリン・ファイル」「チェイサー」のハ・ジョンウが演じる。
ほか、「新しき世界」のイ・ギョンヨン、「キッチン~3人のレシピ~」のチョン・ヘジン、
「ポエトリー アグネスの詩」のイ・デビッドらが出演。

かつて国民的な人気を誇っていたアナウンサーのユン・ヨンファ(ハ・ジョンウ)は、不祥事を
起こしたためにテレビ局からラジオ局に左遷となっていた。彼が受け持つラジオ番組の
生放送中、漢江にかかる橋を爆破するという脅迫電話を受ける。
はじめはいたずらだと思い相手にしていなかったが、電話を切った途端にマポ大橋で爆発が
発生。ヨンファは爆破テロだと確信し、事件の実況と犯人との通話の独占生中継と引き換えに
自分をテレビ局へ復帰させるよう報道局長(イ・ギョンヨン)に持ちかける。
犯人は21億ウォンもの大金と大統領の謝罪を要求。犯人とのやり取りを進めるうちに、
ヨンファは自分が装着しているイヤフォンに小型爆弾が仕掛けられていることを知る……。」
(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2015-09-27 23:10 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)