スコア The Score

●「スコア THe Score」
2001 アメリカ Paramount Pictures,Mandalay Pictures.125min.
監督:フランク・オズ
出演:ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、マーロン・ブランド、アンジェラ・バセット他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
監督のフランク・オズといえば、「スター・ウォーズ」シリーズの「ヨーダ」である。
一方、監督業の経歴も長く、ニコール・キッドマン主演の「ステップフォード・ワイフ」(2002)は
私も観ている。手堅い演出なのだが、本作も大向こうが唸る有名俳優を配して、全体と
して手堅くまとめたと思うけど、個人的には125分もある長い映画も割には前半の展開が
のろのろとしていて眠気を誘われた。

マーロン・ブランドは友情出演な風で主役はデ・ニーロとノートンである。二人の芸達者の
演技は観ていても楽しいし安心はするのだが、ストーリーの展開にテンポがないので
難攻不落の税関の金庫を破るシーンまでがしんどいのだ。キャストで無理やりひっぱった
作品というそしりを免れなくなってしまった。★は6,5とした。

少々頭の悪い障碍者の役どころで、まんまと税関をだまし、フランスの国宝の笏(王の杖)を
盗み出そうとするエドワード・ノートンは昨年の「バードマン(あるいは無知がもたらす予期せぬ
奇跡)」での演技が記憶に新しい。これでオスカーの助演男優賞にノミネートされていた。
デ・ニーロはもう安定の極北のような俳優だが、最近内容をキャスティングでごまかすような類の
映画にも出始めているのでちょっと心配している。まあ、上記二人の渡り合いは観ていて
悪かろうはずがない。オズのねらい目は銃撃戦とかカーチェイスとかがある派手な展開より
静かにしかも緊張感を以て進行する押さえた雰囲気を醸し出そうとしたのだろう。特に前半は。
しかし、まったりとし過ぎた感がある。
後半事件が動き出すと一気に面白さが倍加するのだから、これだけの人を出していて勿体ない。
ノートンの障碍者の役、それと可愛がってくれていた上司、ノートンが悪党と知り愕然とする
上司の驚いた顔などを観ていて、これ、公開されVHSになったころレンタルして絶対に観ていると
確信した。このパートだけは何故かよく覚えていたのだ。それほど印象的だったのだろう。

水圧で金庫を破るという技法や、最期のどんでん返しもカタルシスとしては良いと思うが、
ラストはもう一回転のどんでん返しが欲しかった。その伏線を前半に埋めて欲しかったなあ。
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<ストーリー>
豪華演技派スター共演によるスリリングな犯罪サスペンス。税関に眠る秘宝をねらう男たちの姿を、
緊張感漂う静かな展開のなかにじっくりと描いていくクールな一作だ。

超一流の泥棒、ニック・ウェルズは危ない橋は渡らない、地元では仕事をしない、仲間は
もたないという信条をもち、仕事を続けてきたが、足を洗い、恋人のダイアンとジャズ・クラブの
経営を始めようと考えていた。そんな彼に、25年来の友人であるマックスは税関の金庫に
保管された秘宝の笏を盗み出すという計画を持ちかけた。

悩んだ末に、ニックはこれを最後の仕事と決意する。この計画に、税関の内部に障害者を装い、
清掃員として潜入していた若い男、ジャック・テラーが加わる。それぞれの思いを胸に秘め、
計画は動きだした……。」(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2015-10-07 23:10 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)