マップ・トゥ・ザ・スター Maps to the Stars

●「マップ・トゥ・ザ・スター Maps to the Stars」
2014 カナダ・アメリカ・フランス・ドイツ Prospero Pictures,and more.111min.
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ジュリアン・ムーア、ミア・ワシコウスカ、オリヴィア・ウィリアムズ、ジョン・キューザック他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
クローネンバーグの作品を意識して観たのはこれが初めて、と思う。ハリウッドの
インサイドストーリーであるが、業界の病理がサスペンスとなって提示されていく。
「何がいいたいんだろう」と思うのだが、病んだハリウッドの有様、があからさまに
おぞましく、痛々しく描かれていくのだ。この手の映画、個人的にあまり得意ではない。

内幕モノは好きだけど、クローネンバーグの創りだす世界についていけないというか。
狂気と緊張を内包した物語の緊迫した演出、というのは理解できる。たとえば、子役の
息子ベンジーが弾を出したつもりでロシアンルーレットをやり、実は弾が残っていて
しまいにゃ友人の愛犬を射殺してしまうところなんかはドキドキしたのは確か。
だいたい主人公?たる酷い火傷を負った少女の存在からして、狂気だから。
出演者全員が狂気をはらんでいるから。それがクローネンバーグの演出にかかれば
狂気の何十乗かになっていくのだな。この手の思索的、精神病質的、狂気を内在した
高踏的な作品の云わんとするところを解さなければならないのは苦手だ。

ムーアの便座に座っての便秘話と放屁、またカーセックスの後のオマタをショールで
拭く所など、エゲツなさが先に来てしまい、映画の出来とかいう以前に嫌悪感を催す。
そういうの嫌ならクローネンバーグなんて観なきゃいいのに、という声も聞こえてくるが、
観始めちゃったものを途中で止めるのはよほどのことが無い限りしないたちなので・・。(苦笑)

ただ、配役は良かった。特にミア・ワシコウスカはハマっていたと思う。バカな子役も
いい感じだ。結局ラスト、姉と弟は睡眠薬を大量に飲んで、子供の頃からやっていた
結婚式ごっこをして、夫婦になる誓いを立てるのだが、それはミアの両親が知らなかったとは
言え、兄妹の超近親結婚だったという因果が巡っていく、ということでいいのかな。
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<ストーリー>
鬼才デイヴィッド・クローネンバーグ監督が、ハリウッドでリムジンの運転手だった脚本家の
実体験を基に、ハリウッドのセレブファミリーの実情を暴くヒューマンドラマ。
何不自由ない生活を送っていた一家が、施設に入れられていた長女の突然の出現によって
運命を狂わされていく姿を描く。ジュリアン・ムーアほか実力派が多数顔を揃える。

典型的なハリウッドのセレブファミリーであるワイス家は富と名声を手に入れ、一見なんの
不自由もなく日々を過ごしているが、実はこの一家には封印された秘密があった……。
父のワイス(ジョン・キューザック)はTV番組も持つセレブ向けのセラピストで、13歳の息子
ベンジー(エヴァン・バード)は、ドラッグ問題を乗り越え、有名子役としてブレイク中。
母親のクリスティーナ(オリヴィア・ウィリアムズ)は、ステージママとして息子の出演作の
物色にいとまがない。

そんなある日、ワイスのセラピーを受けている落ち目の有名女優ハバナ(ジュリアン・ムーア)は、
知人の紹介で顔に火傷の後がある少女アガサ(ミア・ワシコウスカ)を個人秘書として
雇うことにする。ところがアガサはある問題を起こしてフロリダの施設に入れられていた
ワイス家の長女であった。彼女がハリウッドに戻ってきたことで、封印されていた秘密が
明らかになり、ワイス一家や周囲の人々の歯車が狂い始めていく……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2015-11-18 23:20 | 洋画=ま行 | Trackback | Comments(0)