ダウト・ゲーム Reasonable Doubt

●「ダウト・ゲーム Reasonable Doubt」
2014 ドイツ・カナダ・アメリカ Grindstone Entertainment Group,Entertainment One.91min.
監督:ピーター・ハウィット
出演:ドミニク・クーパー、サミュエル・L・ジャクソン、グロリア・ルーベン、ライアン・ロビンズ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
1時間半という時間に良くまとめた、と思うし、いわゆるVシネマ的な楽しみ方をすれば
それなりに面白いと思う。思うが、なにせ穴だらけなので、突っ込みどころも満載。
結論を引き出すために伏線を埋めましたよというのが見え見えなんだものねえ。
そんなところを突っ込みながら観るのも面白いかも。おいおい、とか言って。
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主人公はシカゴの辣腕若手検事ミッチ(ドミニク・クーパー)。あまり精悍そうには見えない
ボンボン顔だ。彼には産まれたばかりの女の赤ちゃんと最愛の妻がいて幸せの絶頂だ。
いつものように裁判で勝利し、彼が仲間との飲み会で泥酔。
タクシーで帰ればいいものを乗ってきたクルマが若い奴らにいたずらされそうだったので
、酔っ払い運転で帰宅することになったのだ。

まあ、無事には済まない帰宅路(笑)。案の定、後ろにパトカーが付く。やばし!!と思った
ミッチ君、脇道に入る。パトカーは別件で走っていたのだね。やれやれと思ったのもつかの間
間道に男が飛び出てきて跳ねてしまう。「ファッ◯!」

スピードも出てないクルマにハネられただけにしてはえらい大怪我。冷静に考えればオカシイと
思うはずなのだがなにせ動転しちゃってます。泥酔で運転ししかも人を跳ねてしまったなんて
検事の職を失うこと必定。で、ミッチ君、ケイタイでは足がつくので近くのケイタイから救急車を
呼んで、自分はトンヅラこいてしまいます。その時男は生きていたのだ。

しかし、両親の呵責には苛まれ、普通の生活を送れなくなってしまった。当然です。翌朝、
ミッチ君が跳ねた男(アッカーマンという)が死体で発見されたというニュースが流れる。
裁判では、近くの自動車修理工で、彼のクルマからハネた男の傷と一致する工具を持っていた
クリントン・デイヴィス(サミュエル)という黒人が逮捕されます。彼は数年前、見知らぬ男に
強盗に入られ、妻子を殺された上自分も大怪我を負ったという過去を持っていました。
(怪しいですねえ) 死んだアッカーマンは性犯罪で有罪となり仮釈放中の身の上でした。

一方裁判では言語学者が公衆電話からの音声は「白人、30代」と証言。これはクリントン君に
は有利。しかもシカゴ警察の女刑事さんたら、ミッチの声を電話で録音し、分析。どうやら
ミッチ君が怪しいんじゃないかと睨んでいます。自分が検察の担当なので、自分に疑いが
掛からないように裁判を進行させるミッチ君。ハラハラであります。
裁判はあっという展開を見せます。なんと、ミッチが跳ねた男は、赤い車にハネられた、電話は
自分がした、という白人の登場。(え、何、911に電話した男が二人いたっつーこと?)

晴れてクリントン君は釈放されます。さてアッカーマンを跳ねた赤い車とは?(それは追求
されません) ミッチ君、自分がアッカーマンをハネた現場に行ってみます。するってーと、
裁判所前でクリントン君が吸っていたタバコの吸殻が落ちていたのですな。
う~む。クリントン君、なにかあるな!

一方、シカゴ警察は、アッカーマンと同じような傷跡(車の整備道具のようなもので殴られた)
がある死体が発見され、これは同一犯人の連続殺人ではないか、と疑い始めます。
3体目の遺体が見つかったところでミッチ君、殺された男の共通点に「仮釈放者」という
キーワードを発見します。

ミッチ君、いろいろと調べていくと、クリントン君なる人物は、過去の悲劇を逆恨みする
サイコキラーであることが分かってきたです。クリントン君は犯罪の仮釈放者の支援グループ
に潜り込み、支援している風を装って、目ぼしい男を見つけては拉致して拷問して殺して
いたのでした!!アッカーマンはあの日、路地で(おそらくホームレス的に生活していたので
しょう)クリントン君にボコボコにされ、路地に逃げ出したところをたまたま通りかかった
ミッチ君に跳ねられたというわけでした。

ミッチ君には、義理の兄貴がいて、薬物中毒で有罪となり最近仮釈放されてきていたの
です。ミッチ君はエリートですからそんな親族がいることがバレるのを恐れます。
しかし、兄貴は「仮釈放者」、クリントン君に上手く接近させ、証拠を握れないかと相談、
兄貴は了解し、クリントン君をつけます。セメント工場に行ったクリントン君に、兄貴ったら
あっけなく頭を殴られて縛られ拷問を受けてしまいます。

一方、兄貴がクリントン君を引きつけている間、ミッチ君たら令状なしでクリントン君の
家に侵入。彼が仮釈放者のIDを集めている証拠を手に入れます。しかしその時、
セメント工場にいた兄貴との電話中、何か起きた動きが。急いでセメント工場に走って
行きます。(クルマで行けよな。IDを持ちださなくちゃダメでしょ)
そこで瀕死の兄貴を助け、警察に連絡します。しかし、ミッチ君たら、容疑者として逮捕
されちゃいます。担当はあのシカゴ警察の女刑事。

「なんで兄貴を殺さなくてはならないの? なんで自分で警察に電話する?」と言っても
女刑事、例の公衆電話の音声を聞かせ、あなたでしょ?と。ミッチ君あっさりゲロして
しまいます。クリントン君こそ怪しい。また殺人が起きると説明しても信用してもらえません。
「弁護士が来るまではなんも喋らん」と宣言したミッチ君、そこへ警官が、仲間の検事から
電話だと言って、黒電話を持ってくる。果たしで電話口に出たのはクリントン君だった。
「きみが捕らえられているのに同じような事件が起きればきみは犯人ではないという
Reasonable Doubtが発生するわなあ。そのことが身にしみて分かる方法があるんよ」
ミッチ君、当然、母子が殺されているクリントン君が狙うのは自分の妻と子だと気がつく
わけです。そこで警官を電話でぶん殴って鍵を奪い、警察車両を奪って自宅を目指します。
(やるなあ)

そのころミッチ君の自宅には同僚警官を名乗るクリントン君が訪問してきた。ナイフを
用意している。急ぐミッチ君、ああ、親子はシリアルキラーの餌食となるのか!とその時、
ミッチ君が間に合います。警官から奪った銃を構えますが、妻の喉元にはナイフが。
「銃を捨てろ」と。当然捨てなくてはならないミッチ君。クリントン君に「オマエは男として
勇気がないのだ」とかサイコキラーを怒らせるようなことを言っちゃいます。

「おーおー、そうかよ。オマエなら妻子が危険に及んだ時は自ら殺せというのだな、
ならばこうしてやろう」と、クリントン君に至近距離から撃たれてしまいます。そして毒牙は
妻に!銃で撃たれて痛い痛いしているミッチ君を横目に、妻子が殺されることはどういう
ことか思い知るがいい。だが、オマエには銃を与えよう」と足元の銃を倒れているミッチ君に
蹴って渡します。しかし痛い痛いのミッチ君、銃など構えるチカラが残ってません。
危ない!妻娘!! とその時銃声が轟き、クリントン君が吹き飛びます。玄関には、
警察にかかってきた検事からの電話が偽物であったことからミッチ君の自宅に急行した
例の女刑事の放った一発だったのでした。めでたし。

さて数日後。傷も癒えたミッチ君の家にこれも傷が癒えた兄貴が訪問します。悪だった
兄貴もすっかり心を入れ替えて、自分の姪に目を細めるのでした・・・。
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ストーリー全部書いちゃいましたね。「こいつ、バカか」と突っ込みたくなるシーンが
ミッチ君ならずともあるのですが、それはそれとして期待しないで見れば楽しめる映画でしたよ。
90分だし。
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by jazzyoba0083 | 2015-12-10 22:30 | 洋画=た行 | Comments(0)