荒野はつらいよ~アリゾナより愛をこめて~ A Millions Way to Die in the West

●「荒野はつらいよ~アリゾナより愛をこめて~ A Millions Way to Die in the West」
2014 アメリカ Bluegrass Films and more.116min.
監督・(共同)製作・脚本:セス・マクファーレン
出演:セス・マクファーレン、シャーリーズ・セロン、アマンダ・セイフライド、ジョヴァンニ・リビシ
    リーアム・ニーソン他
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<感想:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
「テッド」のセス・マクファーレンだから、相当なお下劣ぶりだろうと思っていたら、予想
以上で、びっくり。こういう映画に免疫がないもので。(^^ゞ
バイオレンスも半端ないリアリティだったりするから・・・。「西部で死ぬ百万通りの手段」とか
いうタイトル、スタートの「大西部」をバックにしたクラッシックのロゴはジョン・ウェイン時代の
正統派西部劇を思い起こさせる。ここからもう始まっているのだな、セスの手腕は。

シモネタ満載はいいんだけど、下痢とか凄いんで、もうびっくりだ。最後の決闘シーンでは
テンガロンハットの中に下痢便しちゃうし、それを写すんだから恐れ入る。

この手の映画は日本で受けることは難しいだろうが、本国では制作費を回収しているんだよね。
需要があるんだなあ。また、オスカー級の俳優がまあ、ぞろぞろと「こんな映画」に出るわ、
出るわ。これもびっくり。リーアム・ニーソン、ケツ出しちゃうし。(吹き替えだろうけど)
アマンダ・セイフライドは、シャーリーズ・セロンから「ギョロ目」とか言われ、後でほんとに
CGでギョロ目にされちゃうし。こういう個人攻撃?もアメリカ映画では平気でやるよね。
それにインディアンのところで大量のドラッグを貰って幻を観るシーンではひつじのダンスなど
CGもしっかり使っているから、手は結構込んでいるだよね。

セス・ローゲンはヘタレな羊飼いなのは納得、アマンダに振られ、悪党ニーソンの妻とは
知らずにシャーリーズ・セロンに入れあげ、アマンダの恋人とニーソンと二人と決闘する
ことになっちゃうんだな。この間の恋愛模様がメインだったりする。ヘタレはとことんヘタレに
描くけど、最後はちゃんとケリはつけちゃうという、アメリカ人好みというか気質というか。

最後に、ジェイミー・フォックスが出てきて「祭りでヒトは死ぬ」とかいうんだけど、これも
なんかのパロディなんだろうなあ、分からなかった。確かに西部にある百万の死に方の
中に祭りでヒトが死んでもおかしかないだろうけど。
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<ストーリー>
『テッド』のセス・マクファーレン監督が自ら主人公を演じる、コミカルな西部劇。銃も撃った
ことのないオタク青年が、ミステリアスな美女と知り合ったのをきっかけに、悪党に戦いを
挑んでいく姿がつづられる。
主人公のガールフレンドをアマンダ・サイフリッド、謎の美女をシャーリーズ・セロンが
演じるなど豪華女優陣の共演にも注目。

1882年、西部開拓時代のアリゾナ。そこは、タフさが自慢の男と無法者が何かに
つけて銃をぶっ放し、野生化した動物とモラルの低い民衆が溢れる、まさに“生活するには
最悪な土地”だった。

そんなアリゾナの田舎町で暮らす地味でオタクな羊飼いアルバート(セス・マクファーレン)は、
文化度が低く、危険な西部の町を心底嫌い、同じオタクの友人に愚痴をこぼす冴えない
日々を送っていた。
銃すら撃った経験のない彼は、決闘を挑まれても屁理屈を並べて逃げ出す始末で、
呆れたガールフレンドのルイーズ(アマンダ・セイフライド)にフラれてしまう。

そんなある日、超一流の射撃の腕を持つミステリアスな美女アンナ(シャーリーズ・セロン)が
町に現れ、アルバートはふとしたきっかけから彼女と急接近。やがて2人は恋に落ちる。
時を同じくして町に乗り込んできたのが、西部最悪の大悪党クリンチ(リーアム・ニーソン)。
彼は、アンナに近づいたアルバートをぶっ殺そうとしていた。
果たしてアルバートは、極悪ガンマンを倒し、愛する女性をモノにする事が出来るのか……!?
(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2016-01-10 16:24 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)