波の数だけ抱きしめて 

●「波の数だけ抱きしめて」
1991 日本 東宝配給 フジテレビジョン・小学館 104分
監督:馬場康夫   音楽:松任谷由実
出演:中山美穂、織田裕二、別所哲也、松下由樹、阪田マサノブ、勝村政信他
e0040938_12363311.png

<評価:★★★★★☆☆☆☆☆
<感想>
時代の雰囲気だけを確認したくて観始めたホイチョイ三部作。本作はそのラスト。
やっぱり「ワタスキ」は超えていない。「水着」よりはマシだが、ラストの織田の叫びは
とても恥ずかしい。

ファンのかたには申し訳ないが、そもそも中山美穂も織田裕二も好みの外の人たち
なので、思い入れも出来ない状況での鑑賞、先にも言った用に制作された1991、あるいは
舞台となっている1982年の時代の雰囲気を味わいたかっただけの鑑賞だから、
ストーリーがあってないようなものでも、そんなもんか、と苦にはならなかった。
唯一緊張したのが100の中継局を繋いだFM KIWIが無事に開局できるかどうか、と
いうシチュエイションのみ。 大体若い俳優たち、滑舌が悪すぎで何を喋っているか
聞き取れないシーン多数。特に阪田マサノブは早口で滑舌が悪いので聴きとるのに
苦労した。

トレンドであった湘南で大学生が奮戦するミニFM局を舞台にダブル三角関係とでも
いうのかな、そんな愛憎模様が軽いタッチでユーミンの音楽などヒット曲をバックに
繰り広げられる。

時代の雰囲気として、真っ黒け(小麦色?)の女性陣、博報堂のAEである別所哲也と
いう存在。広告代理店がブイブイ言わせていた頃だよね。その役所の車である
黄色いワーゲンのカブリオレ。織田の乗るヘビーデューティーな日産のピックアップ
トラック、そして1982年ごろから関東を中心に生まれ始める第二FMがブームアップに
チカラを貸したJ-POPブーム。J-WAVE,Bay FM ,FM Yokohama, FM802などが
続々と開局していく。そのトレンドをベースにしたのはいいけど、中山美穂、DJ下手すぎ。
まあ、当時は「モアミュージック・レストーク」というのが合言葉ではあったけど。
(作中、中山美穂のプロフィールに出身大学が上智としてあったけど、まあトレンドと
いえばトレンドなんだろうけど、自分の出身校なのであんまりいい気分ではなかったなあ)

それとオンエアするレコードなんかタワーレコードで買ってたけど、学生の小遣いで
ガンガン買えるほどLPは安いものじゃなかったはず。

そして極め付きはみんなが期待していた開局の日、織田が、中山に対しこれまでの
思いをぶつけるとて、FMのマイクを通じて「好きだー、お前が好きだー」と叫び続ける
のだが、それがとても恥ずかしい。作中、織田は徹底的にヘタレなんだけど、エンドで
これかよ、お前はカーナビーツか!とツッコミを入れたくなるのだ。ww

映画がジングルで閉じるのは洒落た工夫だと感じたが、当時流行っていた英語のジングル、
アメリカに発注して作るんだけど、ミニFMが作れるような金額じゃないはずだ。ww
e0040938_12365143.png

<ストーリー>
1991年11月。東京の教会で行われた真理子の結婚式に、旧友の小杉、芹沢、裕子、
吉岡の4人が集まった。式の帰り、小杉と芹沢はクルマを飛ばして横横経由で長柄の
トンネルを抜け、134号線を茅ヶ崎に向かう。

1982年5月。大学4年生の小杉、芹沢、裕子、真理子の4人は、真理子のバイト先の
サーフショップを拠点にノンストップ・ミュージックのミニFM局Kiwiを運営していた。
彼らは学生生活最後の夏休みに何か大きなことをやりたいと無線マニアの芹沢の
発案でFM局を始めたのだった。

自分たちの放送が湘南じゅうの海岸で聞けるようになることを夢見る彼らにとって、
真理子のDJとしての才能は不可欠だったが、その真理子はロスアンゼルスにいる
両親から航空券を送りつけられており、7月にはロスの大学に編入しなければならない。
真理子は小杉に引きとめてほしいのだが、シャイな小杉は「好きだ」の一言が言えない。

そんなある日、彼らの前に若い広告マンの吉岡が現れる。真理子に一目ぼれした吉岡は、
FM放送局の計画を知り、真理子を取り入れる為に中継局作りに積極的に協力しはじめる。
そしてKiwiは二人の男の真理子への思いをエネルギーにして、国道134号線沿いに
江ノ島方向へ急速に伸び始める。

そんな時、吉岡は会社の上司から専売公社が森戸にひと夏オープンするアンテナショップで
行うイベントの企画を命じられ、茅ヶ崎から森戸まで湘南の海辺をカバーするFM放送局
「FM湘南」の設立を提案。Kiwiは森戸を目指してさらに伸びていく。

同時に吉岡は真理子に9月までアメリカ行きを延ばすよう頼み込み、真理子もそれを
了承するのだった。7月、中継局が葉山まで伸び、いよいよ明日はスポンサーが試験放送を
聞きにくるという晩、小杉は真理子に気持ちを打ち明けようと決心し、真理子を呼び出すが、
ふとした行き違いから真理子の気持ちが完全に吉岡に移ったものと誤解。一方真理子も
小杉に思いを寄せていた裕子が小杉と抱き合っているのを目撃して、深く傷つきアメリカへ
の旅立ちを決心する。

芹沢と裕子は、真理子と小杉の仲を取り持つ為、試験放送を犠牲にして、小杉の「愛してる」と
いう言葉を電波に乗せ、真理子のクルマに乗せようとする。だが、この放送が失敗すれば
吉岡は会社をクビになるのだ。悩んだ末、小杉はマイクに向かうが、間一髪で真理子の
クルマは長柄のトンネルに入り、その思いは伝えられなかったのだった。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
トラックバックURL : http://jazzyoba.exblog.jp/tb/24145599
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by jazzyoba0083 | 2016-02-16 22:40 | 邦画・旧作 | Trackback | Comments(0)