女と男の名誉 Prizzi's Honor(再見)

●「女と男の名誉 Prizzi's Honor」(再見)
1985 アメリカ ABC Motion Pictures.129min.
監督:ジョン・ヒューストン
出演:ジャック・ニコルソン、キャスリン・ターナー、アンジェリカ・ヒューストン、ロバート・ロジア他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
およそ2年前に観ていた。出だしで「あ、覚えがる」と思ったけど、面白そうだから再度観て
みた。
この年、ヒューストン監督の娘、アンジェリカのオスカー助演女優賞受賞を始め、色んな
賞を獲得した作品。余談になるが、ジョン・ヒューストンといえば父親も高名な俳優であり
自分の子らも映画界で活躍している映画一家。彼自身は一昔前のタイプの監督であり
「マルタの鷹」「アフリカの女王」(オスカー作品賞)「キー・ラーゴ」「アスファルト
ジャングル」「荒馬と女」などの名作で知られる。本作を作った2年後に他界している。

閑話休題。そんなヒューストンの手になるマフィアを舞台にした恋愛模様を描く。
ストーリーや初見の感想などはこちら
参照いただきたいが、結構込み入ったストーリーなので、2回めで見えてくるところもあり、
思わず膝を打ったところもあった。なかなか良く出来た脚本ではある。

殺し屋チャーリー(ニコルソン)ゴッドファーザーとしての「父」=ボスとの関係、一目惚れした
女(キャスリン・ターナー)とボスの長男の娘メイローズ(ヒューストン)との恋愛模様が
描かれるのだが、チャーリーはどちらかというと二人の女とファミリーの間で振り回される
役柄で、最後に笑うのがメイローズだったりするのがブラックな感じで宜しい。
いい女の間でオタオタするニコルソンがいいし、実は殺し屋だった妻のターナーの悪い
美女っぷりも良い。また助演女優賞を獲ったアンジェリカの弱いんだか強いんだか分から
ない女の演じっぷりも良い。良い映画は再見に耐えるというか更に面白さが増す、という
好ケースであった。

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by jazzyoba0083 | 2016-02-21 23:15 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)