さよならゲーム Bull Durham

●「さよならゲーム Bull Durham」
1988 アメリカ The Mount Company 107min.
監督・脚本:ロン・シェルトン
出演:ケヴィン・コスナー、スーザン・サランドン、ティム・ロビンス、トレイ・ウィルソン、ロバート・ウール他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
随分前の映画ではあったけど、面白かった。出ている人が当たり前だけど、若いなあ。
特にティム・ロビンスは今や白髪のおじいさんなので、この映画での若々しさはひとしおだ。
本作は、アメリカのプロ野球のマイナーリーグの面白さと悲哀を男女の関係とユーモアを
交えながら描くもの。

身内にマイナーリーグに関係していたものがいるので個人的には物凄くシンパシーを感じる
映画だった。一口にマイナーと言っても、シングルA、アドバンストシングルA、2A、3A、
加えてルーキーリーグがあり、下の方は4月~9月のシーズン以外は他の職業を持っていて
シーズン中も安月給でハンバーガーを食べながら転戦するのだ。故に「ハンバーガー
リーグ」などと言われている。本当に下の方は家族なんて養っていけないほどの給料。
しかし、一旦大リーグに目が止まれば、一番下からでも次の日からメジャーリーガー。
給料は目が飛び出るほどになり、移動はチャータージェット、待遇も地獄から天国への
変わりようだ。まさにアメリカン・ドリーム。そうした事情が分かっていると、本作も更に楽しい。
本作のチーム、ダーラム・ブルズはアトランタ・ブレーブス傘下の3Aだから、すぐ上が
メジャーだ。だからメジャーに一番近いか、と言うと必ずしもそうではないのだ。

本作の監督さんもマイナーリーグの経験者だったそうで、そのあたりの機微は上手くでて
いたと思う。球場のマイナー感、移動のオンボロバスなど。そして、自分が育てたティム
ロビンスが大リーグに行くことになり、礼を言われるのだが、コスナーは少し誇らしくも
あるが、きっと自分がかつて観た栄光の世界に行く彼を嫉妬していたのだろうなあ、と
思った。そこにスーザン・サランドンという救世主と指導者として見染められるという、
野球で生きられる道が出現したのだ。

それぞれの夢に向かって歩み始めたコスナー、ロビンス、サランドン。アメリカ野球を
舞台としてある人生の一コマを切って見せた本作、コスナーとサランドンの無駄に長い
ベッドシーンを除けばまあ、楽しい映画ではある。
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<ストーリー>
アトランタ・ブレーブスの3A“ダラハム・ブルス”は万年Bクラス。このチームの熱狂的な
ファンの英語教師アニー(スーザン・サランドン)は毎年、有望な選手を選び公私共に
世話を見るのを生きがいとしている。そんな彼女が今年目をつけたのはクラッシュ・
デイヴィス(ケヴィン・コスナー)。
彼は盛りを過ぎたキャリア12年の捕手だが、彼が雇われたのは、150キロの速球を
投げられるもののノーコンの新人投手カルヴィン(ティム・ロビンス)の教育係としてだった。

クラッシュはアニーの申し出を断り、カルヴィンに譲った。クラッシュのコーチが成功して
カルヴィンは絶好調、連勝街道を驀進した。一方でクラッシュはアニーへの想いが募って
きたため、カルヴィンにこの調子を持続させたいならアニーと寝るなと命令。
アニー、カルヴィンの欲求不満をよそにカルヴィンもチームも勝ち続けていった。

やがてカルヴィンは念願の大リーグ入りを果たし、2人に礼を言って町を去っていった。
役目が終わり解雇されたクラッシュと残されたアニーは自然にお互いを求めあうのだった。
(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2016-03-11 22:50 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)