さよならは言わないで Every Time We Say Goodbye

●「さよならは言わないで Every Time We Say Goodbye」
1986 アメリカ/イスラエル Tri-Star Pictures.98min.
監督・(共同)脚本:モーシェ・ミズラヒ
出演:トム・ハンクス、クリスティナ・マルシラック、ベネディクト・テイラー、アナト・アツモン他
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想>
WOWOWでアカデミー賞の時期に、名優シリーズみたいなものを何本か放送するのだが、
今回紹介された何本かのトム・ハンクス作品のひとつ。彼が30歳、ブレイクしてくるまでに
まだ数年を要する時期だろう。
なんでこんな映画が出来ちゃうのかなあ、という印象。雑なプロット、雑なキャスティング、
へんてこなラスト・・。今や名優と言われるトムにもかつてはこういう作品があったのだな。
作り方も凄く古いタッチ。ミズラヒという監督さん、エジプトの人。トムの相手役の女優さんも
その後聞かないし。その他のキャストも知らないひとばかり。

プロット・・・冒頭で字幕を使って説明される、スペインにいたユダヤ人のイスラエル入植の話。
(何故に?)
第2次世界大戦下のイスラエル(何故に?)。 カナダ出身のアメリカ人ながら
親への反発からイギリス空軍のパイロットとなったデヴィッド(トム)。(何故に?)
親友が彼の地で知り合った女性と結婚。親友と彼女のデートについてきたサラという
女性。デヴィッドは彼女に一目惚れ。
お互いに強く惹かれあうが、彼女は400年前にスペインを追われてこの地に来た
ユダヤ人グループの一家に育ち、宗教的戒律が極めて厳しく、異教徒との結婚などは
全くありえない世界。

サラにはいとこなのだけど幼い頃から付き合っているネシムという男がいた。周囲も
ネシムもサラと結婚するものと思っていた。しかしサラの心はデヴィッドに。慎み深い18歳の
おぼこであったが、デヴィッドを深く愛してしまう。しかし、アメリカ人と付き合っていることを
知った家族の激しい怒りを買い、家に軟禁されてしまう。

兵士の常として、戦場の移動がある。結婚を約束して欲しいデヴィッドに、理解のある兄の
手引で一夜を共にすることが出来たが、(この時、ベッドの上のサラのバストを晒してしまう
ことに何らの意味を感じないのだが・・・。)サラは、デヴィッドを諦めるために、ネシムとの
愛の無い結婚を決意する。

新しい任地のエジプトで、サラがネシムと結婚することを聞いたデヴィッドは、休暇に長駆
イスラエルに帰る。しかし、サラは会おうとしない。理解があると思っていた父さえ、異教徒と
結婚することはもう家族ではないということだ、と厳しい。そこでサラは決意をしたのだ。
サラは、悄然とエジプトに戻ろうとしていたデヴィッドを訪ね、「いつまでも、100年だって待って
いるわ」なんてことを言う。そして二人で手を繋いで駆けて行きました・・。(どこへ?)

異郷の地での兵士と現地の娘の許されない恋、そして男性の転戦、女性の愛の無い結婚の
決意、しかし最後に愛する二人は結ばれる・・。という古~いプロットの、説明不足の嵐な上、
何の感動もない映画でありました。ラストも、「おいおい」という感じだし。戦争下のイスラエルと
いえども戦争の影さえ感じさせない平穏な日々・・・。一体この映画はなんで有りましょうか!

ちなみに原題はコール・ポーターのジャズの名曲なんだが、邦題とは云わんとするところは
似ているけどニュアンスが違うなあ・・・。
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もう少し詳しいストーリーを、という方はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2016-03-23 22:40 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)