バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 Batman v Superman:Dawn of Justice

●「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 Batman v Superman:Dawn of Justice」
2015 アメリカ Warner Bros.,Atlas Entertainment,DC Comics,DC Entertainment.152min.
監督:ザック・スナイダー
出演:ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムズ、ジェシー・アイゼンバーグ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
わざわざ3D字幕での上映を観たくて、名古屋駅前のシネコンまで出向いた。結局、
3Dでなくても良かったし、セリフ(情報量)がやたら多いので吹き替えのほうがよく理解
出来たかもしれない。全体的に期待を裏切る低調な映画だった。描き方は結構シリアスで
ジョークが散りばめられるMARVELとは一線を画すが、それが息が詰まる悪い方に
行ったと感じたのだ。

私はここでも何度も言っているように、アメコミ映画が好きで、MARVELもの、あるいは
DCコミックでもバットマンやスーパーマンは必ず観てきたし、これからも観るだろう。
皆それなりに面白かったのだが、本作は頂けない部分が多すぎた。
<以下、ネタバレしていますのでご注意>
MARVELの「アヴェンジャーズ」がヒットを続け、近々最新版「シビルウォー」も公開される
のだが、それに張り合って?「ジャスティス」という「戦隊」を作ったのだな。

そのジャスティスが映画を見終わるまで何のことなのかよく判らなかった。というか
映画全体がよく解判らなかった。 大向うを狙って、二大ヒーローの激突を作ってみたものの、
その理由付けに苦労し、なんだかんだと理屈をつけまくる前半2時間が退屈だ。
スーパーマンが悪をやっつける時のやり方が過激すぎで市民が巻き込まれる、だから
彼は正義の味方じゃないぞ、という下りも弱いし、それに激怒するバットマンも賢そうに
見えない。両スーパーヒーローのこれまでの積み上げた姿を壊す心配さえある展開だ。
そんなことで、何だかよく判らないグダグダな映画(言いすぎかな)に成り下がった感が
あるのだ。

そこでジェシー・アイゼンバーグというこれまでもバットマンでいうところのジョーカーみたいな
役どころを登場させ、こいつがスーパーマンの育ての母マーサを誘拐、スーパーマンに対し、
バッドマンのクビを持ってこないと母親は焼き殺す!とか言っちゃうわけ。この辺りからようやく
物語が動き出すのだ。ならばスーパーマンがアメリカンの議会に証人として召喚される、という
なんだか笑えないシーンを含むそれまでの2時間は一体何だったのか?
後半20分くらいの戦闘で出てくるワンダーウーマンの登場も唐突だし、戦う戦術も瞬間
過ぎで何の技なのかよく判らない。
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で、母思いのスーパーマンはしぶしぶバットマンに対峙するのだが、実はバットマンが幼いころに
行きずりで両親ともに殺された自分の母の名前がマーサであり、(このトラウマシーンも、出て
くる理由が良く判らない)
母を思うスーパーマンの心に打たれたバットマンは急遽バットマンの味方に変身!(母親の
名前が一致して、という理由付けが、何だかなあ。
またバットマンの身代わりの早さは鼻白む。大体今回のバットマンはエキセントリックになりすぎ。)

そこで、クリプトナイトという(これは前作「マン・オブ・スティール」を観てないと分かりにくい)
クリプトン星製の鉱石の槍を抱えて、アイゼンバーグが創りだした巨大な怪物に突き刺し、
宇宙空間に飛び出すのだが、米軍のミサイルにスーパーマンまでやられてしまったのだ!

このバトルに急遽参加するのがワンダーウーマン。スーパーマンもバットマンも彼女が誰か
判らない。この3人が「ジャスティス」という正義のチームを組んでこれから悪と対峙する
シリーズが出来るのだろう。この映画の見所は、怪物対3ヒーローの戦いのみ。それはそれなりに
VFXの仕掛けなどは見どころはある。でもワンダーウーマンの背景がなんも説明されず、
なんか昔の戦争にも加担していたらしい、位の知識しか無いまま、戦闘に加わる唐突さ。
私なんか、ワンダーウーマンの予備知識がゼロなので、何のこっちゃか全然分からなかった。
普通、どう考えてもスーパーマンの方が、普通の人間であるバットマンより強いと思うななあ。
バットマンの戦闘用バトルスーツがグラデュエイター風でかっこ良かったけどね。

全部で2時間30分という超長い映画であり、全体が暗い。青空は出てこない。同じ暗い映画
でも「ダークナイト」みたいな締りがないので、前半は判らないわ、退屈だわで寝落ちしそうに
なった。また3D効果もメガネをはめて観るほどのものはない。これから見に行かれるかたは
2D字幕で十分だと思う。

そしてスーパーマンの国葬とが執り行われる。実際の棺はスーパーマンが育てられた故郷の
墓地に埋葬された。ロイス・レイン(エイミー・アダムズ)が一掴みの土を棺に掛けるのだが、
その土が棺の蓋から宙に浮きだして・・・映画は終わる。タイトル・ロール後に何かあるのか
と思ったら何もなかった・・。だが、「ジャスティス」チームの夜明けなんだから、スーパーマン
は復活しなければお話にならない。次作、どういう理屈を付けてスーパーマンが復活する
のだろうか?

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2016-04-03 12:05 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)