シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

●「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」
2015 アメリカ Marvel Entertainment,Marvel Studios,Studio Babelsberg.148min.
監督:アンソニー&ジョン・ルッソ
出演:クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソン、
   セバスチャン・スタン、アンソニー・マッキー、ドン・チードル、ジェレミー・レナー他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
ネットで見ると、3Dで観るべき、との声が多かったものの、名古屋エリア(私が行きやすい
エリア)では3Dを上映しているのは1つしかなく、そこがIMAX3Dだったので、1時間
かけて出けた。アメコミ映画大好きだけど、上映時間2時間半はやりすぎじゃないだろうか。

それというのも、この映画スーパーヒーローが目白押しで、それぞれに時間を割いて
いるだけで結構な時間を食うわけだ。というように、本作、ヒーローが出すぎで話が
散漫になり、それと正義の味方同士が戦うという、バットマンvsスーパーマンと同工異曲
な仕立てで、その負の戦う姿にカタルシスを感じることができず、戦い終わって
すっきりしないのだ。もちろんエンディングには仲直りが用意されているのであるが、
勧善懲悪という単純な物語が面白いマーヴェル作品なのに、これではごちゃごちゃで
何がなんだか分からないという人も出てくるだろう。私の隣の若い女性二人組は上映後
「分かった?」と語り合っていた。当然、本作を見るためには最低でも、キャプテン・
アメリカの前作、ウィンターソルジャーは観ておくべきだろうし、アヴェンジャーズも
エイジ・オブ・ウルトロンは観ておくほうがわかりやすいだろう。

これまでのアヴェンジャーズでも結構多いな、と感じていたのに、それに加え、
スパイダーマン、アントマン、ブラックパンサーまで出てくると、どういう
キャラクターだったのだっけ?と悩ましいことこの上ない。

正義の味方同士が戦うことになったのは、バットマンvsスーパーマンと同じで、
ヒーローたちが戦うことにより市民が巻き添えになることに端を発する。
ヒーローを登録制にして国連の監視下に置く、という法律が出来て、これに
従う事にするアイアンマン一派と、あくまで自由に戦いたいというキャプテン・
アメリカ一派に分かれ、複数の要素が絡んで戦わざるを得なくなる、というもの。

戦闘シーンの質感などはやはり抜群ではあるが、3Dの感動というものはあまり
感じることは出来なかった。前作、ウィンターソルジャーの出来が良かったので
期待した分、ちょっと肩透かしを食った感じでたたらを踏んでしまった。
正義の味方同士の戦い(内輪もめ)といういわば禁じ手は二度と使えまい。
双方のリーダたるキャプテンとアイアンマンの葛藤は描かれてはいるが、う~ん
マーヴェルの映画ってこういうふうじゃないのじゃないかなあ、と感じた。
やるならバットマンシリーズのダークナイトみたいな、どっぷり内省的な映画に
してしまわないと上っ面撫でただけ、の出来になるのではないか。個人的には
そうなったら興味は別のベクトルで持たなければならないだろうけど。
アクションエンターテインメントって、内省的な方向にいかないと次がないと
考えるのは致し方のないことなのだろうか。007シリーズにしてもそうだ。

さて、マーヴェル映画の常としてエンディングに出てくる自作への予告だが、
2つあって、ブラックパンサーの単独映画が出来るのでは?というのと、
字幕ではっきりと告げられるスパイダーマンの次作である。本作で紹介される
新スパイダーマン、かなりチャラいけど、これまた相当内省的な作品に
なりつつあるスパイダーマンがあのキャラクターで原点に帰ってくれると
嬉しいのだけれど。
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<ストーリー>
平和を守る「アベンジャーズ」の戦いは、アメリカ国内のみならず全世界に
広がり、多くの人々を救ってきた。だがその反面、国境を軽々と飛び越える
戦いがもたらす被害も甚大になってゆく。
やがて、世界中で巻き起こるアベンジャーズを危険視する声。ついに彼らは、
国際的な政府組織の管理下に置かれ、無許可での活動を禁止される。

アイアンマンとして数多くの人々を救いながらも、一般市民を危険に晒した
という罪の意識を持つトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、
これに賛成。しかし、自由を重んじるキャプテン・アメリカことスティーブ・
ロジャース(クリス・エヴァンス)は、そんなトニーに失望する。

両者の対立がエスカレートする中、事態は大きく動く。ウィーンの政府組織の
本拠地でテロ事件が発生。その犯人としてキャプテン・アメリカのかつての親友、
ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)が
指名手配されたのだ。アイアンマンと彼を支持するブラック・ウィドウ
(スカーレット・ヨハンソン)は、政府組織の指示を受けてウィンター・ソルジャーの
捜索を開始。

その頃、キャプテン・アメリカは、過去を共にした親友バッキーか、それとも
未来を共にするアイアンマンたちか、二つの友情の間で葛藤していた。
そんな彼に味方するのは、ファルコン(アンソニー・マッキー)、ホークアイ
(ジェレミー・レナー)、スカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)たち。

アイアンマンの傍にも、ウォーマシンこと長年の友人ローズ(ドン・チードル)、
その戦いを支え続けた人工知能ジャーヴィスが進化したヴィジョン(ポール・
ベタニー)がいた。さらに、復讐のためにウィンター・ソルジャーを追う
ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)もこれに加わる。
こうして、アイアンマンとキャプテン・アメリカを中心に、アベンジャーズを
二分する壮絶な戦いが幕を開ける……。(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2016-05-03 14:30 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)