ラン・オールナイト Run All Night

●「ラン・オールナイト Run All Night」
2015 アメリカ Warner Bros.114min.
監督:ジャウマ・コレット=セラ
出演:リーアム・ニーソン、エド・ハリス、ジョエル・キナマン、エディ・コンロン、ニック・ノルティ、コモン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
リーアム・ニーソンとセラ監督は「アンノウン」や「フライト・ゲーム」など肩が凝らないサスペンス
アクションで組んだ実績がある。その二人が本作では「96時間」シリーズのような構成の
男臭いアクションものを作った。物語としては目新しいものはないが、この手の映画ではさすがに
構成や、画面の見せ方は上手く、緊張感は保ったまま終わりまで観ることは出来た。

今回の組み合わせは、ブロンクス辺りのギャングのボス(エド・ハリス)の軍隊時代から堅い
友情で結ばれた絆の元、彼のためのヒットマンをやってきた。その息子マイクは貧しい親の無い子
のボクシング指導などしてまともに暮らしている。夜はリムジンの運転手だ。

ボスであるショーンはかつては麻薬などもやっていたが今は堅気の商売をしている。しかし
息子のダニーの出来は悪く、父親であるショーンを困らせていた。

この二人の親子が対立軸となり、殺し殺されるというアクションが繰り広げられる。できの悪い子を
持つボスと、ヒットマンを親に持つ真面目な子。
事件は、覚せい剤取引の仲介をした息子ダニーが父親ショーンに、仕事を引き受けてくれと
頼まれたものの、「もうヤクはやらないと決めたんだ」と断られる。このためダニーに話を
持ちかけたアルメニア人マフィアは、激怒してダニーに着手金を返せ、と迫る。ここで銃撃戦。
リムジンの運転手として事件があった家の前で待機していたマイクは、ダニーに銃を突きつけられ
「目撃者」として殺されそうになった。そこを救ったのが父ジミー(リーアム)だった。

ジミーは親友ショーンに息子を殺した、と電話。ショーンは掟であるのだろう、俺はお前ら親子を
殺す、と宣言し、手下たちに二人を探させるのだ。
さあ、それからが大変。ジミーとマイクは、汚職警官、殺し屋、組の人間などが総がかりで親子を
追いスリリングな追跡劇が繰り広げられる。

冒頭のシーンは夢のように構成されているのだが、次第にそれが現実のエンディングに
なっていることに気付かされる。ストーリーの凡庸さは画面作りによって生まれる
緊迫感とテンポでカバー出来ている。NYの街なかを、息子を連れ去った悪徳警官の乗った
パトカーを追いつめる父ジミーのカーチェイスも道中はよくあるパターンだが結末にリアリティが
あり良かったんじゃないか。
画面作りもそれぞれびっくりするものではないのだが、効果的に使われ全体を引き締める
役割を担う。キャスティングが渋く、落ち着いてみていられるのもいい。
私は、ラストで殺し屋プライスが再度現れて、一騒動あるんじゃないか、と思っていたら
当たった。かように、先々が予想出来ないようなストーリーではないし、突き詰めていけば
つじつま合わせのようなところもあるが、一夜の出来事を上手くまとめられたんじゃないだろうか。
タイトル通り、夜通し走りまくるわけだ。
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<ストーリー>
ジミー・コンロン(リーアム・ニーソン)は、ブルックリンを縄張りとするマフィアの一級の殺し屋。
だが、これまでに犯した罪の重さに苛まれ、ウイスキーを呷ることだけが日々の慰めとなり、
仕事のせいで家族からも疎まれていた。

そんなある日、命を狙われた息子マイクを救うため、ジミーはその相手を殺害してしまう。
だが、彼が殺したのは、マフィアのボスで長年の親友、ショーン(エド・ハリス)の息子だった……。
“お前とお前の息子を殺す”と、復讐に燃えるショーン。マフィア、買収された警察、
凄腕の暗殺者……。今やジミー親子は、ニューヨーク中から狙われる身となっていた。
残された時間は“たったひと晩”。刻々と命の期限が迫る中、果たして2人は逃げ切ることが
できるのか……?(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2016-05-11 23:10 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)