デュプリシティ~ スパイは、スパイに嘘をつく~Duplicity

●「デュプリシティ~スパイは、スパイに嘘をつく~ Duplicity」
2009 アメリカ Universal Pictures,Relativity Media and more.125.
監督・脚本:トニー・ギルロイ
出演:ジュリア・ロバーツ、クライヴ・オーウェン、トム・ウィルキンソン、ポール・ジアマッティ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
時制の切り替えにマルチ画面をつかったり、またスパイ同士の疑心暗鬼を時制を
遡ることで、二人のスパイの成り行きを描いていったり、構成は非常に手の込んだ
もので、ラストで「結局こうだったのね」という大オチは納得できるのだが、それまでは
一体なにがどうなっているのか手続きが凝り過ぎで分かりづらかった、というかスッキリ
しきれないで映画が終わった感じ。過ぎたるは及ばざるが如しなのか、私がアホなのか。

スパイ合戦なんてどっちもどっちなのだが、新製品の化学式を盗んで自前の新製品にして
売りだしてしまおうとするジアマッティの会社が悪いのはよく分かるので、主演の二人が
大仕掛を仕込むウィルキンソンの会社が最後に笑うのも分かる。

それと冒頭、二人がまだCIAとMI6だったころの遺恨が、産業スパイとなってからも
繰り返されるのだが、時制が細かく別れて遡り、エピソードが少しずつ違うのでその辺りの
複雑さ、凝った構成が全体をすっきりさせない理由になっているのだな、私には。
ここが映画の肝だから、ここが気持ちよく理解デキる人には面白い映画、よく出来た映画
と思うのではないかな。それはそれでいいと思う。

ジュリア・ロバーツは好きなジャンルの女優さんではないし、スパイ役としてどうか、という
疑問は残った。コメディタッチ作品だとしても。クライヴ・オーウェンは、まあまあ。ただ
彼もスパイというニュアンスには欠けるんじゃないかなあ、と感じた。

ポール・ジアマッティとトム・ウィルキンソンの二人、特に悪役のジアマッティは流石に
存在感がある。
もう一度観て理解を深めようと思うか?いやそうは思わなかった。めんどくさい。ww
ちなみに原題のDuplicityとは「二枚舌」のこと。なるほど。
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<ストーリー>
トイレタリー業界の新興企業エクイクロム社のカリスマCEOディック・ガーシク(ポール・
ジアマッティ)と、業界トップシェアを誇る老舗メーカー、B&R社のCEOハワード・タリー
(トム・ウィルキンソン)は、同業経営者同士、常に互いの動向を注視していた。

そんな中、重要な株主総会を9日後に控えるディックは、宿敵ハワードが自信満々の
新製品を発売しようとしているという衝撃的な情報をキャッチし、激しい動揺を隠せないで
いた。
ディックは、B&R社の動向を監視させている産業スパイチームに、新たにイギリス諜報機
関MI6の元諜報員レイ・コヴァル(クライヴ・オーウェン)を加入させる。レイはニューヨークの
街なかで、浅からぬ因縁のある元CIA諜報員クレア・ステインウィック(ジュリア・ロバーツ)と
再会。クレアは表向きにはハワードに雇われ、B&R社の最高機密を守る部門で働いているが、
実はディックがB&R社に潜入させたスパイだった。

B&R社の画期的な新製品の情報を探るため、エクイクロム社のスパイたちは、盗聴やハッキング
などの非合法手段を駆使してB&R社に関するあらゆるデータを分析。やがて彼らは、
ジョージア州の子会社に目をつけ、今はバハマの高級ホテルに滞在中の若き天才博士
パーティズが、業界の常識を覆す新製品を開発したらしいとの確信を深めていく。世界市場の
制覇に向け、着々と準備を進めるB&R社のハワードと、そうはさせまいと新製品の横取りを
もくろむエクイクロム社のディック。二人のCEOの仁義なき抗争が激化する中、ある壮大な思惑を
秘めたレイとクレアは大企業をも欺く完全犯罪のトリックを仕掛けるのだった……。(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2016-07-23 23:10 | 洋画=た行 | Comments(0)