ゲットハード/Get Hard

●「ゲットハード/Get Hard」
2015 アメリカ Gary Sanchez Productions,Warner Bros.101min.
監督・(共同)脚本:イータン・コーエン
出演:ウィル・フェレル、ケヴィン・ハート、ティップ・"T.I."・ハリス、アリソン・ブリー、グレイグ・T・ハリソン他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>

「俺たち~・・・」というタイトルでお馴染みのウィル・フェレル主演のお馬鹿下ネタ満載コメディ。
ウィルのコメディを改まった姿勢で何か論評しようと考えながらみる人はそう多くないと思うが、
実際突っ込みどころ満載なので、いちいち突っかかっていたら本来?の面白さはない。あるがままに
受け入れて楽しむ映画だ。日本劇場未公開なのでいいのだが、地上波でも放送出来ないような成人ネタが
満載である。夫婦でみるのも憚れるかもしれない・・・ww。ただただ楽しめばいい。
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LAもセレブが住むベルエアに豪邸を構え、多くの使用人を抱えて豪勢な暮らしをしているジェームズ(ウィル)。
投資信託会社の凄腕ディーラーで、経営者のマーティンの娘(頭軽いがナイスバディの美人)と結婚を
間近に控えている。今日も今日とて株の取引で会社に多くの利益を上げた、ということでマーティンは
ジェームズを共同経営者に迎えた。そして娘アリッサとの婚約パーティーをにぎにぎしく始めたのだが、
そこにFBIが踏み込み、ジェームズは詐欺罪で逮捕された。全く見に覚えのないことだが、無実は証明されず、
10年の刑を言い渡される。収監を30日後に控えたジェームズは、凶悪犯用の刑務所に入れられては無事では
済まないと、刑務所生活のノウハウを予習することにした。

彼の「先生」になるのが、ジェームズの会社の地下でクルマの洗車業を営んでいるダーネル(ケヴィン)で
あった。ジェームズは黒人=犯罪者だからダーネルも刑務所の経験があるに違いないと見込み、
100万ドルという報酬で請け負うことに。実はダーネルは真面目一筋の男で、刑務所の経験など全く
なかったのだった。ネットや知人の情報で、ジェームズの豪邸に刑務所の部屋を模して作り、そこで
マーシャルアーツなどを教えていくのであった。そして下町ギャングである従兄弟のラッセルに
ジェームズを教育してもらおうとも考えた。

刑務所経験者ダーネルがジェームズにあれやこれやを教えるのだが、そのプロセスが爆笑モノ、という
仕立て。男の世界に慣れさせるということで、ゲイの集まる喫茶店に出かけ、相手を見つけて「モノを
しゃぶる」練習をさせてみたり、汚い罵り言葉を教えてみたり、どうも本質を外れた教育が笑いを誘う。

黒人たむろす下町に行き、従兄弟ラッセルとその仲間たちと対面。彼らが妙に神妙でジェームズから
財テクを教えてもらったり、ジェームズをマヨネーズみたいに白いことから「マヨ」というニックネームを
付けて仲間に入れようとしたり。
「そんなことをするより真犯人を見つけたほうが早いだろうに」と観ている人は思うだろう。ダーネルも
そう思い、真犯人探しをしようとジェームズに持ちかける。するとあっさり経営者であり婚約者の父でも
あったマーティンが黒幕であることが判明、証拠となるマザーデータが収めてある昔のPCを事務所から
盗み出そうとして地下車庫でマーティンに見つかり、PCを奪還されてしまう。
クルーザーで自分が所有する島に逃げようとしていたマーティンのところにジェームズとダーネルが
乗り込み、マーシャルアーツ炸裂で、敵をやっつけて無実を証明するのだった。
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そんな内容である。そうしたストーリー進行に、細かいお笑い(下ネタ)ギャグが満載で、「馬鹿だねえ」
とか「そんなアホな」といいながら見終わるのだ。タイトルは、懸命な諸氏ならすでに気が付かれている
と思うのだが、シモネタも引っ掛けたものである。

この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=355256#1こちらまで。

by jazzyoba0083 | 2016-09-07 22:50 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)