ジェイソン・ボーン Jason Bourne

●「ジェイソン・ボーン Jason Bourne」
2016 アメリカ The Kennedy/Marshall Company and more.124min.
監督・(共同)脚本:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ、アリシア・ヴィカンダー、ヴァンサン・カッセル、トミー・リー・ジョーンズ他
e0040938_11594564.jpg
<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>

ボーン・シリーズの原点回帰、ともいうべきグリーングラスとマット・デイモンの組み合わせ。封切り二日目の
大きい小屋もほぼ満員だった。固定ファンはいるんだなあ、という感じ。平均年齢は高そうだった。
シリーズの中でも、ストーリーは分かりやすい方だと思う。ただ、ジェイソン・ボーンという暗殺者?が
どういう出自であったか、ネットなどで調べておいて、一応は分かっていたほうがいいだろう。
「トレッドストーン作戦」と、ベイルートでジェイソンの父親が暗殺されたことは特に。

2時間、緊張のしっぱなしで疲れる映画だったが、面白くないか、と言われれば面白いんだと思う。
これでもか、と繰り出される活劇のシークエンスはワシントンDCだけではなく、レイキャビク、ロンドン、
ラスヴェガスとワールドワイドに展開され、飽きることはない。またボーンに接触してくるCIAの女性エージェント、
ニッキー(ジュリア)、本作の一方のキーパーソンであるCIA情報担当リー(アリシア)、ボーンを狙うCIAの
暗殺者アセット(カッセル)、そしてCIA長官デューイ(トミー)と配役とその役回りも明快で
分かりやすかった。だが、その分かりやすさが、いささか単純じゃないか、とも思わせてしまうウラミは残った。

本作の魅力であり、個人的にはどうなんだろう、と感じてしまったのが、カットの短さ。終始手持ちのカメラで
長くて5秒、だいたい3秒、アクションシーンになるとおそらくコンマ以下の積み重ねとなる。緊張感を
演出するにはいいのだろうけど、冒頭から、ラスト、ボーンが去る背中の映像のあたりまでずっとそれじゃあ、
疲れてしまう。年が行った私などは途中で酔いそうになってしまった。ラスヴェガスでのカーチェイスなどは
それで良かったのだが、カットのメリハリがあるともう少しテンションが高いシークエンスに成り得たのでは
ないかな。それにしても暗殺者アセットが運転するSWATのトラックの破壊力が凄すぎじゃないだろうか。

最近CIAに入った長官の右腕の情報担当エージェント、リーを演じたアリシア・ヴィカンダーが、ボーンの
敵なのか味方なのかよく分からない、個性的な女性を魅力的に演じていた。ラストシーンではボーンを
再びCIAに迎え入れようとするのだが、どうも腹に一物ありそうな感じ。だが、自らの手で巨悪を始末した
ときの涙目にはウソはないと思うのだが。彼女をフィーチャーした続編が出来そうな終わり方ではあった。
e0040938_11595962.jpg
<ストーリー>
CIAの極秘プログラム“トレッドストーン計画”によって生み出された暗殺者ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)。
記憶を取り戻した彼が消息を絶ち何年もの歳月が経過したある日、世間から姿を消して生活していたボーンの元に
CIAの元同僚であるニッキ―(ジュリア・スタイルズ)が現れる。彼女は、CIAが世界中の情報を監視・操作する事を
目的とした極秘プログラムが始動したという情報を告げ、さらにボーンの過去にまつわる衝撃的な真実を明かす。

それはボーンにとって新たな戦いの始まりを意味していた。ボーンは再び姿を現し、追跡を任された
CIAエージェントのリー(アリシア・ヴィキャンデル)は、彼が最も求めているものを提供すれば、再度CIA側に
取り込めるのではないかと考え始める。しかし“史上最も危険な兵器”であるボーンは、追跡者が想像すらできない
ある目的を持って動いていた……。(Movie Walker)

この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=355735こちらまで。

トラックバックURL : http://jazzyoba.exblog.jp/tb/24712445
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by jazzyoba0083 | 2016-10-09 12:10 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)