素敵なウソの恋まじない Roald Dahl's Esio Trot

●「素敵なウソの恋まじない Roald Dahl's Esio Trot」 
2015 イギリス BBC,Endor Productions.88min.
監督:ウーブラ・ウォルシュ
出演:ダスティン・ホフマン、ジュディ・デンチ、ジェームズ・コーデン、リチャード・コーデリー他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>

英国BBCが製作したテレビ用映画といういうことだ。CM入れて2時間という感じだろうか。
日本では劇場未公開。WOWOWのじ「ジャパン・プレミア」にて鑑賞。
シルバー世代の恋愛をユーモアたっぷりに描いたホノボノ系映画で、目くじらを立てたり
突っ込んだりしてみるようなものでもないだろうが、個人的に大量の亀が床をうごめくシーンは
生理的に歓迎しないので、★の数は上がらなかった。二人の名優の演技については何ら注文は
なく、短い上映(放映)時間も相俟って、ハッピーエンドもほのぼのと、心温まる一作に仕上がった。

オー・ヘンリ的な色合いも個人的には感じた。物語が同じフラットに住む男性とその幼い娘に
よって語られるという演出もシルバー世代の恋愛という部分をリフレッシュする役割を担い、
かつ語り手の一家も実はいろんなシーンで主人公らのストーリーにコミットしていた、という
点も面白かった。それがハッピーエンドのラストシーンに大きく生きてくる算段になっているのだ。

原題は、作品中に出てくる、亀を大きくするというオマジナイで、ダスティン・ホフマンの創作に
なるもの。逆から読んでも最初の亀しか分からないけど。

優しい老人ポッピーさんを演じたダスティン・ホフマンは、性格の親切心が先回りしてしまい、
階下のシルバーさん(ジュディ・デンチ)への恋心を成就する手前で失敗してしまう。そんな
ホノボノ系のおじいさんを好演。映画の中では触れられていないが、部屋の中に飾られた多くの
パンナムのジェット旅客機を見ると、かつてはパイロットじゃなかったか、と推察出来る。
二人の恋を邪魔してかき回す同じフラットの住人プリングルスさん(リチャー・ドコーデリー)が
悪い人じゃないんだけど空気を読めないオタンコナスな感じで良かった。
結局、お互いに一目惚れだったのに、時間を重ねた人生を送ってきたベテランらしく奥ゆかしい
行動や自己表現の遠慮ということが事件を生んでしまう、という私らには身につまされる骨子と
なっているのだ。
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<ストーリー>
「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」や「チャーリーとチョコレート工場」の原作で
知られるR・ダールの児童書「ことっとスタート」をTVムービー化。想いを寄せる女性が、
ペットのカメの成長が遅いことを心配していると知った主人公の老人が、彼女を喜ばせようと
カメを少しずつ大きなものに取り替えていくのだが……。
恋に不器用だが純情な主人公をホフマンがさすがの好演。一方の明るく気さくなヒロインを
デンチが少女のようなチャーミングさで演じ、ユーモアたっぷりの心温まる作品となった。
(WOWOW)

この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=358021#1こちらまで。



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by jazzyoba0083 | 2016-10-12 22:30 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)