ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 Bridget Jones's Baby

●「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 Bridget Jones's Baby」
2016 イギリス・フランス・アメリカ Miramax,Studio Canal,Universai Pictures,Working Title Films.123min.
監督:シャロン・マグガイア  原作:ヘレン・フィールディング
出演:レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース、パトリック・デンプシー、エマ・トンプソン、ジェマ・ジョーンズ他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想:ネタばれしています>

人気だったラブコメの第三弾。第一作が2001年、二作目が2004年だから、随分と時間が経った。
本作の中に過去の映像が出てくるのだが、レニーもコリンも流石に若い。だがコリンなんかは逆に
貫禄が出て、「いい男」になっている。レニーは、顔をいじくりすぎて顔面崩壊か、なんてゴシップ誌に
書かれていたので、心配したが、普通に年を取った感じでホッとした。今や顔面崩壊はメグ・ライアンとか。
一作が100分にも満たないコンパクトなラブコメで、これが良く出来ていて(本作でレニーはオスカー
ノミニーに)面白かったのだが、本作は二時間超え。ちょっとしんどいかな、と思ってみたのだが、これが
なかなか面白く、ラブコメの王道的ストーリであるが、ラストのカタルシスも含め、楽しい2時間だった。
ただ、やっぱりちょっと長いかな。rottentomato での支持は77%である。

1,2作では幼馴染のコリン・ファースと、会社でのプレイボーイ、ヒュー・グラントとの恋の鞘当てで
あったが、今回ヒューは写真出演のみ(爆)。なぜなら、旅行リポーターであった彼の乗った航空機が
事故を起こし、葬儀にレニーが出席しているからだ。で、今回コリンとレニーを争うのはアメリカ人
IT実業家という設定のパトリック・デンプシーだ。
二作目で、弁護士マーク・ダシー(コリン)と落ち着くのか、と思われたのだが、実はブリジットは
まだ独身。御年43歳になっていた。テレビリポーターから今や、局の看板ニュース番組の敏腕プロデューサーと
キャリアを重ね、責任も重くなっていた。相変わらず、ダラシなくてドジな毎日ではある。
そんなブリジッドが友人と出かけたキャンプ会場で、間違えて入ったテントで、会場で知り合った
アメリカ人IT実業家ジャック(パトリック)と出会い、一夜を共にする。

一方、親戚の洗礼式で再び幼馴染の弁護士マークと出会う。その時は女性と一緒だったが、
マークが彼女とは離婚協議中だ、との説明があった。彼はどうしてもブリジットの事が忘れられないのだった。
そして彼とも一夜を共に。 

当然の帰結?としてブリジッドは妊娠してしまう。さて父親はどっちだ?

本作ではブリジットの親友との間も含めた私生活、村会議員に立候補中の母親との顛末(父親とも)、
テレビ局プロデューサーとしてのドタバタ、そして弁護士マークとのストーリー、更にアメリカ人ジャック
との関係、産婦人科医との関係というシークエンスが大きな物語へと紡がれていく構造となっている。
シモネタも含め、結構笑えるし(王道のギャグだけど面白い)、愛すべき我らがブリジットはあくまでもドジで
あるし、マークは優しく、ジャックは紳士である。両親や友人は理解があるし、そうした温かい空気の中でドジで
間抜けなブリジットが愛おしく感じる出来となっている。そのあたり、レニー、コリン、パトリック、そして
今回は共同脚本も手がけた産婦人科医役エマ・トンプソン、母親役のジェマ・ジョーンズという
演技の達者な役者の活躍が大きいと感じた。結構典型的な収まり方をするドラマだが、役者たちが光る映画だ。
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さて、エンディング、(ネタバレになります)誕生から1年後、マークとの結婚式場でベビーを抱いているのが
ジャック、その背後から新郎マークが登場というシーン。生まれた赤ちゃんとのDNA検査などがありどちらの
ベビーかはもう分かっているのだが、医師が何かを告げるようなシーンは出てこなかった。
絵づらから見れば、ベビーはマークとの子供、ということが出来るだろうが、いや、赤ちゃんはジャックの
子供で、結婚はマークとしたが、マークは子供を自分の子として育てることは作中に伏線があるし、ジャックが
マークの子供でも支えるとかいうシーンもあるので、結局どちらの子供かは観ている人に委ねられていると
いうことが出来るのではないだろうか。
そして、飛行機事故にあって遺体がまだ見つかっていなかったダニエル(ヒュー・グラント)が生存していた、
という新聞が映される。まだ続編があるのか。波乱の予感を残して映画は終わるのだった。

そしておそらくこの映画を観る多くの方が感じるだろうが、使われる音楽がいい。70年80年台のヒットポップスが
多用されていて登場人物の時代背景とマッチしていて、同じ年齢層の皆さんの琴線に触れることだろう。

この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=357055こちらまで。


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by jazzyoba0083 | 2016-11-03 12:10 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)