オデッセイ The Martian(再見)

●「オデッセイ The Martian (再見)」
2015 アメリカ 20th Century Fox,Scot Free,and more.142min.
監督・・(共同)製作:リドリー・スコット 原作: アンディ・ウィアー 『火星の人』(早川書房刊)
出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャスティン、クリスティン・ウィグ、マイケル・ペーニャ、ケイト・マーラ他
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<評価:★★★★★★★★★☆>
<感想>
昨年の今頃、IMAX 3D で鑑賞。感激して★9を進呈し、昨年観た映画の中でも上位にランクさせた
作品。WOWOWで放映していたので再び観てみた。やはり面白い映画だと再確認した次第。
シネコンで観たときの感想はhttp://jazzyoba.exblog.jp/24131423/ こちらでお読み頂きたい。

1年経過して観ると見えていなかったところも見えたりで別の面白さが味わえた。例えばジャガイモを
育てようとして小爆発をさせてしまうところ、更に基地に穴があいて大爆発し、食料を育てることが
叶わなくなってしまったシーンなどは、基地の中の酸素の状況とか、火星の大気の状況などを分かって
観ていたので迫力も増した。また船長の好みとして作品中に流れる80年代の懐かしいディスコミュージック
にもウキウキしたし、この音楽が作品中に果たす役割の大きさを確認出来た。

さはさりながら、いくら小説とはいえ、ここまでの強い精神を持つ人間が果たしているだろうか、とも
思う。楽天的な性格、有るもので植物を育て、昔に火星に着陸した衛星を掘り起こす科学的知識を
備え、かつ体も頑強で、というスーパーマンのような男。ホントに「火星人」(原題)だ。
宇宙飛行士は心身ともに頑強で、とは分かっているのだが・・・。自分だったら気が狂うと思う。

火星ではあんな凄い砂嵐は起きないとかのツッコミもあるようだが、まあそうしたことを見つけながら
観るのも面白いかもしれない。なぜならば、リドリー・スコットは徹底した娯楽作品として本作を
仕立てているからだ。もちろん火星に一人残された男の行き方や彼を救おうとする地球側スタッフの
頑張りなど心打たれることも多いのだが、それを含めても「エンターテインメント」である。
ちなみに私個人としての突っ込みどころは、地球側の監視スタッフが、火星上空から送られてくる
基地の写真に動きを見つけるシーンで、コーヒーカップとパイだかの食べ物を持ってコンソールに
着席するシーン。恐らく、水がこぼれたりしたらアウトな精密機械のところにコーヒーは持っていかないと
思うのだが。

画面は小さくなったけど十分に楽しい2時間強であった。
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本作のデータはhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=353437こちらを参照ください。

by jazzyoba0083 | 2017-01-05 23:00 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)