ラスト・スキャンダル~あるハリウッドスターの禁じられた情事~ The Last of Robin Hood

●「ラスト・スキャンダル~あるハリウッドスターの禁じられた情事~The Last of Robin Hood」
2013 アメリカ Big Indie Pictures and more.91min.
監督・(共同)脚本:リチャード・グラツァー
出演:ケヴィン・クライン、ダコタ・ファニング、スーザン・サランドン、マット・ケイン他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>

郷ひろみのヒット曲「ハリウッド・スキャンダル」が頭を流れた。まあ、典型的な
ハリウッド・スキャンダル。絵に描いたような。エロール・フリンとは原題にあるように
「ロビン・フッド」を当たり役とした俳優さんで、話が1959年だから、映画産業が
隆盛を極めているこの時期には、いささか手垢にまみれた古いタイプの俳優であった。

とにかく彼は女と見れば手を出す風の女性にだらしないというかマメというか、そう
いうタイプであり、スキャンダルが歩いているような感じ、しかし自分の時代が
過ぎ去っていくという恐怖みたいなものはあったのだろう。

一方でハリウッド女優を夢見るビバリー・アードランド(ダコタ)は、オーディションと
称しエロールの自宅で処女を奪われる。女たらしのエロール、これまで3度の結婚を経験
してきているが、ビバリーへの恋は真面目だった。仕事を貰う都合上18歳と自称していたが
実はまだ15歳であった。ビバリーは歌も演技もダンスも、実は大したことはない。
いわゆる大部屋女優であったが、エロールの力で主役の映画を与えられる。

その映画とはハリウッドではことごとく断られた挙句、キューバで革命に身を投じた女性を
描くものをエロール自らの資金と演出で製作されたものであった。(本作では
「ロリータ」の企画を前に、自分とビバリーを売り込むが、キューブリック監督に
にべもなく断られるシーンが出てくる)そこまでにエロールはビバリーに入れあげて
いたのだ。

一方、ビバリーの母フロレンス(サランドン)は、娘をなんとか売り出そうとエロールに
取り入ったり、できの悪いステージママっぷりが炸裂していた。これがきっかけで
離婚までしてしまう。アフリカ行きは反対したのに。

ビバリーも最初は何も知らないうちに処女を奪われたが、エロールの心が真面目で
自分はほんとうに彼から愛されていることが分かり、歳の差を超えての愛情生活が
始まる。そして婚約にまで至るのだった。

大きな仕事もなくなったエロールは資金を捻出するために大型のヨットを手放したり
していたが、彼が50歳の時、バンクーバー滞在中のパーティーで急死してしまう。
映画はそこから始まる。アメリカに戻ると待ち構えていた記者から矢継ぎ早の質問の
嵐。最後にいた女は未成年だったということで大騒ぎとなった。ビバリーと、背後に
いた母フロレンスもバッシングにあった。ビバリーは精神科に入れられる始末。
母は世間の間違った理解を正そうと出版を目論む。ビバリーもエロールも本当に
心から愛し合っていたと言いたいと。でも実はカネに困ってもいたのだった。
母が記者に口述することが映像として構成されいく。ビバリーは母に取材は絶対に
受けないで、というが、母は出版するのだった。

1950年台後半の古き良きハリウッド、オーディションに来た女性を頂いちゃった
スターはたっくさんいるだろう。今は未成年でそれをやったら逮捕されてしまう
けれど当時はおおらかだったのだね。ゴシップネタになるだけですんじゃう。
さして珍しくないお話だと思うのだけれど、スター、少女とその母、という構図で
起きた事件は、事実としてそれなりに面白くはあるけど、所詮ゴシップを覗いた、
という感じにしか収まらない。「へえー、そんな事があったんだ」で終わってしまう。
人間ドラマとして描かれていないというか、テレビの再現ドラマのようだ。

ケヴィン・クラインがエロールによく似ていてびっくり。ダコタはこの時期くらいが
少女役としてのハイライトって感じかなあ。最近は役に恵まれず、天才子役の
行末が案じられる。一番の怪演だったのは母フロレンスを演じたスーザン・サランドン。
こういう母親いるよねえ、と思わせる。一見娘のことを思っているようでいて、どこか
常に打算が働いているという・・。
しかし、昔の人はよくタバコを吸ったねえ。四六時中タバコ吸っている。

日本劇場未公開。WOWOWで鑑賞。
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<ストーリー>
往年のハリウッド俳優エロール・フリンの晩年にスポットを当て、最後の恋人となった
若手女優ビバリー・アードランドとのスキャンダラスな関係を描いた伝記ドラマ。

1959年10月、人気俳優のエロール・フリンが50歳の若さで急逝した。マスコミは
プレイボーイだったフリンの最後の恋人である17歳の女優ビバリーに注目。ビバリーの
母親フロレンスは暴露本の出版を勧められ、2年前のビバリーとフリンの出会いから
死別までを赤裸々に語りはじめる。
フリン役をケビン・クライン、ビバリー役をダコタ・ファニング、フロレンス役を
スーザン・サランドンがそれぞれ演じた。
監督・脚本は「アリスのままで」のリチャード・グラツァー&ウォッシュ・ウエストモアランド。
<映画.com>

<IMDb=★5.7>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:30% Audience Score:24%>





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by jazzyoba0083 | 2017-06-07 23:05 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)