ヘッドハンター・コーリング A Family Man

●「ヘッドハンター・コーリング A Family Man」
2016 アメリカ G-BASE,Zero Gravity Management.111min.
監督・(共同)製作:マーク・ウィリアムズ
出演:ジェラルド・バトラー、グレッチェン・モル、アリソン・ブリー、ウィレム・デフォー他
e0040938_14250925.jpg
<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想:ネタバレしています>
悪い映画ではない。言わんとしていることは美しい。が、どのエピソードにしても既視感ありあり。
ヘッドハンター会社で次のトップを辣腕女性と張り合っているお父さんデイン。だれよりも早く
会社に現れ、誰よりも遅くまで仕事をする。休日も部下やハント相手から容赦なく電話がかかる。
奥さんのエリースは、夫の仕事の大変さを理解しつつ、夫婦の会話が少なくなっていき、子どもとの
触れ合いが少なくなってきている現状を心のなかで嘆いている。

ライバル二人の熾烈な売上争いのさなか、息子ライアンが急性白血病であることが判明、一流の医師が
付くが、状況は悪化していく。そんな中でも息子の病気の重篤さを会社に隠し、仕事から手が離せない。
いらいらがつのる妻。それでも建築設計家を夢見るライアンの希望を聞き、二人でシカゴの名建築と
言われるビルなどを訪ねて歩く。その時間が彼の成績を下げる。デインもいらいらが募る。

しかし、ついにライアンが薬物療法に万策尽き、昏睡に陥ってしまう。医師からは父母の声を聞かせる
ことが、いい結果に繋がることもあります。ガンと戦う気力を呼び覚ますのです、と言われる。
シーク教徒の主治医の言うことなんか、と思うデインだったが、それからライアンのベッドサイドで
電話で仕事をすることにし、絶えず自分の声を息子に聞こえるようにしていた。

ある日デインはボスからクビを言い渡される。なんで?と驚くデインだったが、ボスは「出てってくれ」とつれない。妻に正直に伝えたものの、まさがヘッドハンターの自分が再就職の履歴書を書くとは・・と
落ち込んでいた。そこに妻から電話。ライアンがもうだめなのか!と急ぎ病室に駆けつけると、なんと
ライアンが目を覚まし話しているではないか。奇跡は起こったのだ。

そしてボスは実はデインが息子の難病を抱え戦っていることを知り、もう家族と一緒にいてあげたほうが
いいと判断。絶対だった、再就職する時は同じ業種に付かない、という契約書を破ったものを郵送して
来たのだった。そこでデインはボスの愛情を知るところとなる。

1年後くらいの様子となる。デインは自宅に個人でヘッドハントの会社を立ち上げていた。ライアンは
すっかり健康を取り戻し、何と3人めの子どもが出来ていた。しかし会社の業績は思うに任せない。
しかし、家の中にはかつてなかった笑顔が溢れていた。
実は自分のやっている仕事の虚しさを考えていた時、かねてからの知り合いでエンジニアに
再就職する男について、年だし、エンジニアは金にならないからといい加減に対応していたが、
彼に、自分も金にならい本当に人のための仕事をしてみたらどうだろうと、工場長の仕事を斡旋したこと
があった。その男から、工場で人がほしいんだ、絶対にお前に頼んだよ、という電話が入ったのだった・・・。

そんな話。「家庭を振り返らない猛烈仕事オヤジ」➡「理解しつつも不満が募る妻」➡「突然襲う
子どもの白血病」➡「自分の身にも降りかかる不幸」➡「考え方変える」➡「子どもの病気に
奇跡発生」➡「金が全てではない家族を大切にした個人営業を始める」➡「人生で本当に大切なことは
何か」と。
そういう構図って予定調和と言うか、先が読めるというか、観ていて決して嫌な映画ではないのだけど、
今更なあ、という感じもしてしまうのだ。WOWOWのタイトルより原題のまま方が中身に対して正直だ
けど。というわけで日本ではビデオスルーでした。
e0040938_14252400.png
<ストーリー>
家庭生活を犠牲にして仕事に励んできた主人公が、思いも寄らぬ息子の難病を契機に自らの生き方を
見つめ直すさまを、G・バトラーの主演で描いた感動のファミリードラマ。

会社人間として誰よりも熱心に働き、次期社長の座もいざ視野に入ってきたその時になって、10歳の
息子が難病にかかっていることが判明。仕事と家族のどちらを優先するか、人生の岐路に直面する
主人公を、「300<スリーハンドレッド>」の人気俳優バトラーが、共同製作も兼ねて体当たりで
熱演。「ベティ・ペイジ」のG・モルが彼の愛妻に扮するほか、W・デフォー、A・モリーナら、
共演陣も充実。「ザ・コンサルタント」の製作を務めたM・ウィリアムズが本作で監督デビュー。
WOWOWの放送が日本初公開。

腕利きのヘッドハンターとして優秀な人材の引き抜きや仕事の斡旋に誰よりも熱心に取り組み、
会社の中でも一、二を争う立派な業績を上げてきたデイン。社長のエドは、デインとそのライバルの
女性社員リンに、今後の業績次第でどちらかに社長の座を譲ると告げ、2人にさらなるハッパをかける。ところがそんな折、デインの10歳の息子ライアンが、急性リンパ性白血病という難病にかかっている
ことが判明して入院することになり…。(WOWOW)

<IMDb=★6.4>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:13% Audience Score:66% >




トラックバックURL : http://jazzyoba.exblog.jp/tb/26143080
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by ゆう at 2017-11-01 21:40 x
メインのストーリーは、今一つパンチがないんだけど

サイドストーリーの名建築めぐりには力を入れている。
ライトがあんな家を建てているとは知らなかった。
Commented by jazzyoba0083 at 2017-11-12 17:26
ゆうさん
レス遅れてすみません。コメントありがとうございます。確かにシカゴの名建築を巡るところは眼福でした。ロイドのあの民家?私も初めて知りました。
by jazzyoba0083 | 2017-10-28 23:10 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(2)