みなさん、さようなら LES INVASIONS BARBARES

●「みなさん、さようなら・LES INVASIONS BARBARES」
2003年 フランス・カナダ コムストック映画 99分 監督:ドゥニ・アルカン
出演:レミー・ジラール、ステファン・ルソー、マリ=ジョゼ・クローズほか
2003年度アカデミー賞外国映画賞受賞作品


原題は蛮人の侵略。なんでこんなタイトル?映画をみていると判ります。
いかにもフランス映画らしい、会話を楽しむもの。ヒューモアとエスプリに
溢れています。
死病に冒された社会主義者の大学教授レミ。女たらしで、妻には迷惑ばかり。
そんな父親のようにはならないぞ、とロンドンで商社マンになった長男。
ある日、父の病気が重篤になったので、帰って来て、と母親から電話が入り
ます。婚約者をともなって、カナダの病院へ。
廊下までベッドが溢れかえる病院で、理事長と組合にクールに話を着け、
専用の病室を作らせてしまいます。そこに父と親しかった人々を呼んで、
最後を賑やかにさせていくのです。痛みを和らげるため、コカインを手に入れる
ため、ジャンキーの娘と知り合いになったり・・・。
我がままに勝手に生きた男と家族、友人たち。その会話の端々に映画の
言わんとする、「人間というものは・・・」というテーマが滲み出てくるようです。
死に瀕している人間を描いていて、決して湿っぽくない。変に明るくも無い。
良い感じにクールに仕上がっていて、レミと家族、友人たちの距離がとても
暖かく描かれていたように思います。細かいところは敢えて端折り、突っ込みを
入れたくなるところも無いではないですが、そんなところは全く気にならない
映画。エンディングの歌が入ってくるところ、そして歌そのものもとても良かった
です。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
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Tracked from pinocchio box at 2006-03-16 23:06
タイトル : みなさん、さようなら
原題は「Les Invasions barbares」 野蛮人の侵入。 一般にはゲルマン民族のローマ侵入の意味。この映画では、父の体を蝕む癌細胞や、初めに映像が流れた9.11テロを指しています。 余命わずかと宣告された父親レミに、最期の時間を最高のものにしようとあらゆる手を尽くし演出する息子、セバスチャン。決して仲の良い親子であったわけではない。むしろ、疎遠で互いに本音を話せなかった。父は、息子がどんな仕事をしていたかも知らなかった。 印象的なのは「年をとって死が怖いのは、人生に執着して...... more
Tracked from サーカスな日々 at 2006-05-24 16:50
Commented by petit_pinocchio at 2006-03-16 23:08
はじめまして。TBありがとうございました。
映画情報が満載ですね!これからも参考にさせてください。
Commented by petit_pinocchio at 2006-03-19 15:07
こんにちは。親HPを拝見いたしました。最近聞き始めたばかりなので私の知らない曲が大半でしたが、本当にいい曲ばかりをセレクトしてあるという感じがしました。
さっそく、聴いてみますね。
Commented by petit_pinocchio at 2006-03-22 19:13
何度もスミマセン;;
アドバイスいただいた曲、聴きました!CDはまだ手に入れていないのですが、視聴サイトを見つけたので。
こんなボサノヴァが聴きたかったんです。「心地いい」とか「カフェみたい」っていう軽めのポップスではなく、しっかりとした曲。聴いた瞬間、「これこれ、欲しかったのは!」って思いました。
さっそく、CDを手に入れます。ありがとうございました。
by jazzyoba0083 | 2006-02-12 18:29 | 洋画=ま行 | Trackback(2) | Comments(3)