阿弥陀堂だより

●「阿弥陀堂だより」

2002 日本 アスミック・エース 阿弥陀堂だより製作委員会 128分
監督:小泉堯史 原作:南木圭士 出演:寺尾聰、樋口可南子、北林谷英
田村高廣、香川京子ほか


すさんだ日本、この映画を国民すべてに観てもらいたい。これといって
ストーリーらしいものは無いんだけど、人間も自然(風景)も、今の
日本が失ったものがある。小泉監督は、そういうことを言いたかったんだ
ろうなあ。
売れない小説家(寺尾)と、東京の大病院の優秀な勤務医であったが
流産してしまい、それからパニック障害になってしまった妻(樋口)。
二人は、妻のリハビリを兼ねて、夫の故郷である(ロケ地:長野県飯山市)
無医村に、医者として勤めます。そこには死者の祀る阿弥陀堂があり
お守をしているのがうめばあさん(北林)。喉の病気で喋れなくなった娘
(小西真奈美)がうめばあさんから,生きていく上のちょとした気の利いた
話を聞き取り、村の広報誌に、「阿弥陀堂だより」としてエッセイを書い
ています。
寺尾と樋口夫婦に、小説家としての恩師である田村、そして香川夫妻、
口の利けない娘が死にそうになる、これを助ける市民病院の医師(吉岡
秀隆)、村の人々。出演してくる人々が、「人間て、本来いいもんだよね」
「死ぬの生きるのと、騒がしいよね」と静かに静かに訴えてきます。
そして圧倒的な、奥信濃の美しい自然。初夏から始まり、夏、秋、冬、
そして春、と人間の一生を重ねて描かれていきます。冒頭の緑は
本当に画面から滴ってきそうです。
何かを大仰に言う映画ではないですが、たまには、ほっとするこんな
映画もいいですね。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
トラックバックURL : http://jazzyoba.exblog.jp/tb/2848662
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Tracked from ☆彡映画鑑賞日記☆彡 at 2009-04-21 20:24
タイトル : 阿弥陀堂だより
 コチラの「阿弥陀堂だより」は、「雨あがる」、「博士の愛した数式」の小泉堯史監督&寺尾聰主演で、芥川賞作家の南木佳士の同名小説を映画化した日本の原像を描いた作品です。  都会での生活に疲れた中年夫婦、新人賞を受賞して以来ぱっとしない売れない作家の上田孝....... more
by jazzyoba0083 | 2006-02-25 21:21 | 邦画・新作 | Trackback(1) | Comments(0)