ミリオンダラーベイビー・Millon Dallor Baby

●「ミリオンダラーベイビー・Million Dallor Baby」
2005年 アメリカ ワーナー映画 123分
監督、製作、音楽、主演:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマンほか。
2005年度アカデミー賞作品、監督、主演女優、助演男優賞受賞作品


昨年、アカデミーを賑わした作品をWOWOWで鑑賞しました。
皆さんの評価は真っ二つのようですね。私も見終わってしばらくは
「うーむ」と唸ってしまいました。
映画に何を求めるかは、人それぞれ。単に娯楽を、人生の教訓を、感動の
涙を。最近のイーストウッドの作品は「ミスティックリバー」の時もそうでしたが
観た人に、感じ方をまかせるようになっていませんか?あえて重いテーマで。

主演の3人の演技は、これはもう超一流で、文句のつけようがないのですが、
私は、映画の後半にあるいはエンディングにもう少し光明があって欲しかった
です。

ロサンゼルスの下町にあるボクシングジムに、31歳の女性がボクシングを
教えてくれ、と訪れます。経営者で、応急処置師のフランキーは、
「俺は女は見ない主義だ」といって断わりますが、彼女は半年の月謝を前
払いし、熱心に練習します。ジムを手伝う親友の元ボクサー、スクラップの
助言もあり、ついにフランキーは彼女マギーのトレーナーになることを
引き受けます。それからは彼女の努力と才能もあって、連戦連勝。
渡英してチャンピオンと戦い勝ちを収める快進撃。そしてついに、ラスベガスで
タイトル戦の挑戦者の資格を得ます。相手は平気で汚い反則をする
”青い熊”。試合はマギー有利で進みますが、”青い熊”が放った反則パンチで
転倒し、コーナーのスツールにクビを打ちつけ、首から下が完全麻痺という
事態になってしまいます。(このあたりから映画がどっぷり暗くなります)
短くも栄光の一瞬を経験したマギーは人工呼吸器を外してくれとフランキーに
頼みますが、彼にできるわけもなく・・・。
フランキーが教会を訪ね、牧師に「彼女を生かすことは殺すことだ」とうめく
ように絞り出す言葉が辛いです。

そして親友スクラップはこういいます。
「人は毎日死ぬ。床掃除や皿洗いをしてね。そして人生を悔いながら
最期を迎えるんだ。マギーに悔いはない。彼女が最期に思うことは
”いい人生だった”と。」

栄光の瞬間を体験したボクサーがクビから下が完全麻痺の状態で生き
ている、といえるのか。私たちに尊厳死とは、生きるとは、と問うているよう
です。
昨日観た「ソフィーの選択」のほうがまだカタルシスがあったと思います。
私としては、マギーのラストに救いが欲しかったのですが、甘いですか?

尚、この映画の詳しい情報は
こちらまで。
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Tracked from ☆彡映画鑑賞日記☆彡 at 2009-03-27 20:08
タイトル : ミリオンダラー・ベイビー
 コチラの「ミリオンダラー・ベイビー」は、「許されざる者」で1992年のアカデミー賞の作品賞・監督賞のW受賞をしたクリント・イーストウッドが、2004年のアカデミー賞で作品賞・監督賞を再びW受賞したPG-12指定のヒューマン・ドラマです。  更には、「ボーイズ・ドント...... more
by jazzyoba0083 | 2006-03-16 00:28 | 洋画=ま行 | Trackback(1) | Comments(0)