Ray・レイ

●「Ray・レイ」
2004年 アメリカ ユニバーサル映画 152分
監督:テイラー・ハックフォード、音楽:レイ・チャールズ
出演:ジェイミー・フォックス、ケリー・ワシントン、クリフトン・パウエルほか。

2004年度アカデミー賞主演男優賞、音響賞、ゴールデングローブ男優賞
英国アカデミー賞主演男優賞、全米批評家協会賞主演男優賞
映画放送批評家協会主演男優賞、サウンドトラック賞。受賞作品

「人に歴史あり」+「That's Entertainment」=「Ray」って感じです。
アメリカが産んだ不世出のR&B歌手、レイ・チャールズの波乱に満ちた
それこそドラマチックな生涯を、彼の音楽たっぷり聞かせながら綴る。

フロリダの小作農の男二人兄弟の長男として生まれたレイ。
幼い頃、自分の不注意で弟を事故死させてしまい生涯のトラウマと
なります。彼の人生を苦しめるキーポイントとして映画の中にしょっちゅう
出てきます。
そんな彼も7歳の時病気で視力を失い、盲学校を経て、17歳でシアトルに
出て、場末のクラブでピアノを弾き始めます。彼のピアノは、幼いころ
近所に住んでいたストライドピアノのおじいさんに教えて貰い、生来の
耳の良さで独学で会得したもの。
しかし、場末のクラブではレイの報酬は悪女マネージャーにピンハネされ、
激怒したレイは、このクラブを止めてしまいます。
そして、この時期に二つの大きな出会いをします。一人は生涯の伴侶となる
デラ・ビーとの出会いであり、もう一つは、彼のの才能を開花させることに
なるアトランティックレコードのプロデューサーとの出会いでした。
しかし、ツアーが始まると彼は仲間からヘロインを買ってしまうのです。
さらにツアーのバックコーラスの女に手を出して、子供まで作ってしまう。

しかし、ただのジャンキーでスケベな歌手、と見るのは簡単ですが、
闇に生きているレイとしては、ヘロインに逃げたくもなり、また誰か女が
いつもそばに居ないと、自分が保てないのだろうな、と感じました。
幼い頃母親が「お前は盲目だけどバカじゃなんだから」「盲目であることで
哀れみを引くんじゃない。そんなことをしなくてもお前はひとかどの
人物になれるから」と励ますところが、泣かせます。

映画としては、アメリカ的自伝映画の域はでていないと思いますが、娯楽作と
しては超一級品。2時間半以上の時間が長く感じなかったです。
それにしてもジェイミーのレイ(特に晩年)の激似ぶりがみものです。名演も。
また、「What'd you say」「Unchained my heart」などなどの名曲の
誕生の背景が良く判って楽しい。必ず女かトラブルがあるのですね、彼の
名曲誕生の背景には。

それと、クインシー・ジョーンズが親友だったり、ロスに行ったときクラブで
馬鹿っ早いピアノを弾いていたのが巨匠アート・テイタムだったり、ジャズ
ファンなら思わずにやりとしてしまう場面もたっぷり。
とにかく、レイの名曲を堪能するだけでも見る価値があります。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
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Tracked from ☆彡映画鑑賞日記☆彡 at 2009-06-01 20:56
タイトル : Ray/レイ
 コチラの「Ray/レイ」は、「路上のソリスト」でも実在のミュージシャンを演じたジェイミー・フォックスが、”ソウルの神様”レイ・チャールズを演じ、見事アカデミー賞主演男優賞を受賞した音楽バイオグラフィー映画です。  やっぱりオスカーを受賞しただけのことはあり...... more
by jazzyoba0083 | 2006-03-18 23:54 | 洋画=ら~わ行 | Trackback(1) | Comments(0)