恋愛小説家・AS GOOD AS IT TAKES

「恋愛小説家・AS GOOD AS IT TAKES」
1997 アメリカ コロムビア・トライスター映画 138分 
監督・製作:ジェームズ・L・ブルックス
出演:ジャック・ニコルソン、ヘレン・ハント、グレッグ・キニアほか。

1997年度アカデミー賞主演男優、主演女優賞、
ゴールデン・グローブ 作品、男優、女優賞(コメディ/ミュージカル部門)
放送映画批評家協会賞主演男優賞 受賞作

この名作を今まで観ていなかったことを反省しています。まず、この
映画を悪く言う人は無いですね。よく出来た大人のストーリー、
そして、アカデミーを両方獲ったニコルソンとハントの演技。アップを
効果的に使ったカメラワークと編集、みんな良く出来た映画です。
この年は「タイタニック」が9部門をかっさらっていったわけですが、
主演の2部門は、この映画が獲らせなかったことになるんです。
ま、デカプリオとニコルソン、ウィンスレットとハントでは、演技の出来が
違うと思うでしょう、素人でも。でも、やはり脚本が優れていたからこそ
の演技だったのでしょう。
それと、映画会社が付けた邦題タイトルのダサさも、皆さん指摘されて
いるところですね。いい原題があるのに。

道についている筋や部屋のタイル模様などが跨げなかったり、
レストランに自前の使い捨てナイフ&フォークを持っていく、脅迫
神経症の偏屈恋愛小説家、メルビンは、毎日通うマンハッタンの
カフェレストランのウエイター、キャロルが実は大好き。
キャロルはバツイチで、喘息の息子と母親を抱えて必死で働き
華やかなことなどない日々を送っていた。
メルビンのマンションの部屋の前の部屋には、ゲイの絵描き(グレッグ
キニア)が住んでいて、ニコルソンの偏屈さと、ゲイの素直さが対比されて
描かれていきます。ゲイの飼っている子犬が重要なポジションを演じて
居ます。上手いワンちゃんだわ。
キャロルが好きなメルビンだが、どうしても偏屈が先立って、好きだと
素直に言えない。キャロルもメルビンを良く思っているのに、素直に
告白しない彼にイライラ。何回自分の心を打ち明けようとするメルビン
だが、そのたびに彼女を傷つけてしまう。
画面に向かって「ほら、早く、アイラブユーって言うんだよ!」と声が出て
しまいそうになります。メルビンの、勇気の無さに見ているほうも
イライラしてきます。
ある日、ゲイの絵描きが破産し、絶縁状態の両親の住むボルチモアまで、
金を借りに行かなければならなくなるのですが、絵描きがメルビンに
一緒に行ってくれ、と頼み、メルビンはキャロルを誘うのですが・・・
このあたりから物語が動き始めます。

ラストは、とても大人で素敵です。あんなに勇気がなかったメルビンにも
やっと時期が来て・・・。観ている方も、カタルシスを感じ、暖かい気分に
なるのです。

この映画は、もうニコルソンとハントの芝居を観ていればいいでしょう。
ごくごく自然に、こうも自然に演技が出来るかと思うほど、日常的な
非日常を演じきります。舞台のお芝居を観ているようです。
主題歌の「Look at the sunny side of the life」が、映画の言わんと
するところを表しているようです。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
Commented by 由香 at 2007-08-24 11:19 x
こんにちは!
TBありがとうございました。
この映画は『タイタニック』と同じ年の映画だったんですね~
記事を拝読させて頂いて、改めて「そうだったのか・・・」と思いました。
あの映画は大ヒットでしたが、ジャック・ニコルソンとヘレン・ハントの素晴らしい演技には遠く及びませんでしたね~
by jazzyoba0083 | 2006-03-30 22:59 | 洋画=ら~わ行 | Comments(1)