ターミナル・The Terminal

●「ターミナル・The Terminal」
2004  アメリカ ドリームワークス UIP  129分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズほか。

スピルバーグが「プライベート・ライアン」「キャッチ・ミー・イフ・
ユーキャン」に次いで、トム・ハンクスと組んだハートウオーミングな
ドラマ。ニューヨークJFK空港をそのまんま、アリゾナ砂漠に作って
しまったことでも話題を呼びました。

私としては、映画のそもそもの発端となった、「ア・グレート・デイ・
イン・ハーレム」という写真を扱ったドキュメンタリーを知っていて、
実際1958年8月に雑誌「エスクヮイヤ」誌の呼びかけで
ハーレムに58人の著名ジャズミュージシャンが一堂に会して
アート・ケインによって撮影された写真があることは事実。
ジャズファンなら、一度は見たことがあるはずです。
トム演ずるビクター・ナボルスキーのオヤジさんが、故郷の東欧から
NYに手紙を出し57人までのサインを貰ったのだが、最後の一人の
サインを貰わず亡くなってしまった。トムはこのサインを貰いにNYに
来たのだが、その最後の一人のべニーー・ゴルソンも実在。本人も
出ているが、ゴルソン氏は現在77歳で、今も活躍しています。
このドキュメントのレビューは、親HPのジャズレビュー05年版を
ご一読ください。

というわけで、JFK空港に着いたトムだったが、祖国でクーデターが
発生し、クラコウジアという国が無くなってしまったのだ。これで、
彼はパスポートもビザも失効し、空港で足止めを食う事に。
空港から出ることも、戻る祖国も、無くなったトムは、工事中の
ゲートに住み暮らし、NYに入れるタイミングを待ちます。
腕のいい左官であり、大工であるトムは、建設中の空港で
力を認められ、工事人として雇われ、時給19ドルで働きます。

そんな中、フライトアテンダントのゼタ=ジョーンズと知り合うことに
なり、恋愛中の彼と上手くいかないキャサリンとトムは、互いい
惹かれていく。

空港の掃除人やレストランで働く人々、入管職員、工事屋さんとの
交流。死に瀕しているオヤジに薬を持って帰りたいロシア人との
間に通訳として入り、「これはヤギの薬だ、と言っている」と
彼を救うシーン。そして、最後に入管のチーフが局長の命令を
無視して、トムがNYに出て行くことを認めるシーン。
などなど、胸熱くjなるシーンもタップリ。

キャサリンとの恋も実ることなく(あっけなく元彼の鞘に収まる)、
NYに出ることが出来たトムは、ラマダ・インで演奏中の
ベニー・ゴルソンに会うことが出来、サインも貰うことができたの
でした。そして祖国のクーデターも失敗し帰れる事にもなったの
でした。

酷評する人が多いですが、私は面白く観させていただきました。
そりゃ、入管局長が最後まで悪い人という印象が拭えなかった、
(ラストで、彼を見逃すシーンで、局長も悪い人じゃなかったと
思えるのですが)、キャサリンとの恋のエピソードも、取ってつけた
ようなギクシャクサを覚えないではないですが、全体としては
非常に良く出来た娯楽作品ではないでしょうか。
私は、9ヶ月で英語があれほど上手くなるのかな、と変なところで
突っ込みを入れたくなりましたが。

「人は絶えず何かを待っている」。これがこの映画のキーワード
です。待っているだけなのか、何かをして待っている事態を
何とか動かそうとするのか?それは、人それそれですね。

尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
Commented by musiczone at 2006-04-24 23:06
うをぉぉ~~~!!TB成功です!!
ありがとうございましたぁ~~(^O^)
またいつでも遊びに来てくださいねっ☆
by jazzyoba0083 | 2006-04-23 22:32 | 洋画=た行 | Comments(1)