マイ・ボディ・ガード MAN ON FIRE

●「マイ・ボディ・ガード MAN ON FIRE」
2004年 アメリカ リージェンシー 20世紀フォックス 146分
監督:トニー・スコット 原作:A・J・クィネル「燃える男」
出演:デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニングほか。

「トップ・ガン」「クリムゾン・タイド」「デイズ・オブ・サンダー」
「イン・ハー・シューズ」「エネミー・オブ・アメリカ」のトニー・スコット
(リドリー・スコットの兄)が、アメリカのクライム・サスペンスの
巨匠、クィネルの作品を映画化。(クィネルは昨年亡くなりました)
キーになる子役を今、ハリウッドで一番存在感のある子役
ダコタ・ファニングが演じている。主役は「トレーニング・デイ」で
アカデミーを獲ったデンゼル・ワシントン。

映画は大きく2つに分かれる。主人公で、アメリカ軍のゲリラ掃討
部隊に16年もいた、クリーシー(何かのトラウマがある)は
誘拐事件がビジネスになっているメキシコにやってきて、
ある若手実業家の娘ピタ(ダコタ)のボディガードを務めることに。
純真無垢なピタと暮すうちに、クリーシーのすさんだ心は次第に
和み、「死んだ命に再び生命が」宿ることになった。

しかし、ピタは学校の帰り、クリーシーが迎えに来たにも拘わらず、
悪徳警官らと組んだ誘拐組織に拉致されてしまう。
国家警察と必死にピタを取り返そうとするが、身代金の引渡しに
失敗し、犯人の甥を警察が殺してしまったため、犯人は電話で
ピタは殺す、といって電話を切った。

ここから、クリーシーの大復讐劇が始まる。小型ミサイルに手榴弾、
自動小銃などで武装し、新聞記者のマリアナに協力を求め、一味を
あぶり出し、徹底的に殺していく。
自分に命を与えてくれたピタを殺したやつにピタに手を出したことを
後悔させてやる、と。
警察組織に巣食った誘拐組織に「戦争」を挑むクリーシーであったが
いよいよ主犯の弟と妻にまで行き着いたとき、ピタがまだ生きていること
が判る。
犯人は、「お前の命とお前に捕らえられている家族と、ピタの命を
交換する」と条件を出し、クリーシーはそれを飲む・・・。

映像の使い方など「トラフィック」を思い出した。長い映画ではあったが、
構成がよく出来ていたし、激しいドンパチもあったので飽きることは
なかった。クリーシーの復讐劇はとても激しいもので苛斂誅求って
風情。決して許されるものではない、と思っていても、「この極悪警官
め、いてまえ!」と叫んでいる自分がいるのも事実。
誘拐も単に悪徳警官だけの仕業ではなく、新たな展開もあって、さすが
大ベストセラーがベースになっているだけのことはあるが、スコット監督の
まとめ方も上手いんだろうな。スーパーインポーズの入れ方など、
凝っていますね。ラストにカタルシスがもう少し欲しかったかなあ。あれで、
あのエンディング以外だと間抜けになるのかなあ。

なお、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-05-02 15:26 | 洋画=ま行 | Comments(0)