ファイティング・テンプテーションズ

●「ファイティング・テンプテーションズ Fighting Temtations」
2003 アメリカ パラマウント+MTV映画 123分
監督:ジョナサン・リン 原案:エリザベス・ハンター
出演:キューバ・グッディング・Jr、ビヨンセ・ノウルズ、マイク・エップスほか。

教会でゴスペルを歌う聖歌隊のお話ですが、「ダ・ヴィンチ・コード」を観た
直後の鑑賞となったので、キリスト教に根ざしたアメリカ人などが観るのとは
大分感想が違うだろうなあ、と思います。

主演は「ザ・エージェント」でアカデミー助演男優賞を獲得し、「ぼくはラジオ」
「恋愛小説家」などにも出演している、キューバ・グッディング・Jr。
聖歌隊の救いの女神となるのが、デスティニーチャイルドのビヨンセ。
あとの人たちは、私にはお馴染みではありませんでした。

お話は、ジョージアにある潰れそうな教会の聖歌隊が全国大会で優勝する
までに成長していく、いわゆる「いいお話」です。

 ニューヨークの広告代理店に勤めるダリンは、アイデアマンで優秀では
あったが、借金ですっかり首が回らない状態に。さらに、せっかく新しい
クライアントの契約を結べそうになったのに、学歴詐称がばれて、クビに
なってしまった。そんな時、叔母の遺産15万ドルが相続できるとの
知らせが入り、ダリンは喜び勇んで故郷ジョージアの小さな町へと向かった。

ところが叔母は遺言の中で、地元の教会の聖歌隊でゴスペル大会に参加し
優勝することを相続の条件にしていたのだった。
でもいざフタを開けてみれば、まともに聖歌隊で活躍できそうなメンバーは
一人もいない。諦めかけたダリンだったが、クラブ・シンガー、リリー(ビヨンセ)
の歌声を耳にしたことで、にわかにやる気を出し始めるのだった…。
足りないメンバーを集めるために、刑務所で歌の上手い受刑者を
連れてきたり、苦心惨憺して、立派なゴスペル聖歌隊に仕上げいく。
そして、いよいよ大会の日が迫った。
そこに、ニューヨークの代理店から、学歴詐称は許すから、戻ってくれ、という
連絡が入る。迷うダリン。大会の指揮はどうするのか・・・・。

制作にMTVが入っていることもあり、ビヨンセを中心とするゴスペルソングを
堪能できます。ストーリーの割りに上映時間が長いのは歌が一杯あるから。
ゴスペル好きにはたまらない映画でしょう。
私は、といえば、面白い映画ではありましたが、平均の出来でしょうね。
教会と聖歌隊という存在がもう少し身近にあれば、また別の感想を
もったでしょうが・・・。
あ、そうだ、タイトルの「ファイティング・テンプテーションズ」とは彼らの聖歌隊
の名前です。「戦う誘惑者たち」とでもいうのかな、ストーリー的に意味深長では
あります。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-05-30 23:35 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)