スパイ・バウンド Agents Secrets

●「スパイ・バウンド Agents Secrets」
2004 フランス・イタリア・スペイン 110分
監督・脚本:フレデリック・シェンデルフェール
出演:モニカ・ベルッチ、ヴァンサン・カッセルほか。


1985年に実際に起きた“虹の戦士号爆破事件”の実行犯である
女スパイ、ドミニク・プリウールの証言を基に、普通の生活を切望する
女性諜報員の葛藤と、パートナーとともに非情な国家に立ち向かう姿を
描くスパイ・サスペンス。

 フランスの情報機関DGSE(対外治安総局)のグラセ大佐はある日、
コードネーム“ヤヌス”を発令した。それは、旧東欧諸国から入手した
武器を密輸する武器商人イゴール・リポヴスキーの貨物船アニタ・
ハンス号を爆破する作戦だった。
作戦を指揮する工作員ジョルジュは早速同じく工作員のリザと共に
夫婦を装い、密輸船の入港先であるモロッコへ入る。
しかし一方で、リザは今回の任務を最後にこの仕事を辞め、普通の
人生を送りたいと考えており、ジョルジュにもそのこと打ち明ける。
無事に船を爆破した二人だったが、帰りの空港でリザが仕掛けられた
麻薬不法所持で逮捕されてしまう。
情報機関は、同じ獄中にいるリポヴスキーを裏切った女を殺せば
出獄させてやる、と迫る。なんの恨みもない女だったが、リザは
計画を実行し、刑務所から出ることが出来た。
しかし、二人に平穏な日々は帰ってこなかったようだ(結論は描かれて
いない)。実は、情報機関のボスとリポヴスキーはグルだったのだ。
(ありがちだなあ)。結局カタルシスなく終わってしまった映画であった。

スパイ映画にしては、おとなしい。モニカ・ベルッチ目当てではあったが
だいたい物語が動くのが映画が始まって半分くらいから。
フランス映画らしく、セリフが多く、解説っぽいというか理屈っぽい。
実話に基づいているんだからもっと面白い映画になったはず。
モニカ・ベルッチとヴァンサン・カッセルは実生活でも夫婦です。
尚、この映画に関する詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-06-06 23:40 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)