ホステージ Hostage

●「ホステージ Hostage」
2005 ミラマックス、ストラタス・プロダクション、エクイティ・フィルムズ 113分
監督:フローラン・シリ
出演:ブルース・ウィリス、ケヴィン・ポラック、ジョナサン・タッカーほか。

設定としては、家庭に問題を抱えた公務員が業務との板ばさみになりながら
アクションをこなし、ハッピーエンド、という、ありがちなもの。
全体としてやや説明不足な点があるのは、観る人に考えてね、ということか?
最後まで黒幕が判らないのは、イラつく。なんとなく警察の身内という臭いは
させてはいるが・・。

LAPDの特殊班交渉人だったジェフ・タリー(ブルース)は、父親が妻と少年を
人質にして立てこもる事件の交渉に失敗、少年を助けることが出来なかった
ことに大きなトラウマを持ち、田舎の警察署長となって恩給待ちの生活を
送っていた。しかし、度重なる事件などで?家族とは上手く行ってない。
そんな時、管内の山の上にある豪邸に3人組の少年?がクルマ目当てに
忍び込む事件が発生する。3人のうち一人のマースは、少年時代に父が母を
殺し自殺する、という経験を持ち、あたら若い人生を斜めに歩く狂気を
含んでいて、邸内から発せられた警報で駆けつけた若い女性警官を射殺して
しまう。偶発的に大事件になってしまったが郡警察本部はタリーに指揮権を
与えなかった。
実は賊が侵入した家の主、スミスはマネーロンダリングをしている会計士で、
その秘密のデータが入ったDVDが書斎に隠されていて、テレビで事件を
知った陰の巨悪たちは、タリーの家族を誘拐し、人質にし、タリーにDVDを
とって来い、と迫る。指揮権を外されていたタリーだが、スミスの息子(小学
1年生ぐらいか?)が、縛られたテープを外し、屋根裏伝いに姉の部屋に行き
携帯電話をゲット、991番経由でテレビに映っていたタリーに救助を依頼して
来た。また、犯人もタリーを交渉人に指定、現場の指揮はまたタリーの手に
戻った。
一方、3人の犯人たちも、たまたま金庫で見つけた400万ドルを巡って仲間
割れを起こし、狂気のマースは初めから怖じ気づいてやる気の無い、
兄弟の弟を二階から突き落として殺してしまう。そして、ついには兄まで・・・。
スミスも兄に殴られ、瀕死の重傷を負うが、タリーと犯人との取引で、
救助することに成功する。兄とマースは逃走用のヘリを要求するが、
タリーは中の姉と弟を何とか救出するため、犯人たちと交渉と続ける。
一方、タリーはスミスの息子に携帯で、書斎に行き、「天国は待っている」
という映画を取ってきてくれ、と依頼する。少年は屋根裏を伝って、
書斎に降り、DVDを手にすることに成功するが、賊の少年に発見されて
しまう。狂気の度が進んだマースは家に火をつけようと、クルマからガソリンを
抜き火炎瓶を作り始める。
強行班や狙撃班は、じわじわと犯人を追い立てる。タリーもいよいよ
強硬突入を決め、邸内にクルマで突っ込んでいくのだった。

最後、覆面の巨悪と対決するタリーだったが、そこでのスミスの行動がカッコ
よかった。ただ、最初にも言った様に、巨悪の具体像がイマイチ判らず、
残りが全体的に具体的に進むのに比べ、イライラする。復讐は最後まで
しっかり。
タリーが主犯?に何発も銃を撃ちこむシーンに彼の苦痛が現れていただけに。
結局、陰のボスのその後がどうなったかは描かれていない。
それに完全防犯システムに囲まれたスミスの豪邸にチンピラ3人がやすやすと
進入できたのも、イージーだ。加えて、タリーと家族の間の相克も説明不足。
それじゃ、駄作か?と聞かれれば、メイド・イン・ハリウッドのアクション映画
としてはまあまあ、楽しく観れたと思う。スミスの息子が小さい割りにしっかりと
いろんなミッションをこなしていくのは、まあ映画ですから、と許せる範囲だ。
尚この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-07-01 22:30 | 洋画=は行 | Comments(0)