ビッグ・トラブル Big Trouble

●「ビッグ・トラブル Big Trouble」
1986 アメリカ コロムビア映画  93分
監督:ジョン・カサヴェテス
出演:ピーター・フォーク、アラン・アーキン、ビヴァリー・ダンジェロ他
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劇場未公開、今は亡き、カサヴェテスの最後の監督作品。
保険外交員のホフマンには3つ子がいて、全員音楽に秀で、エール大学に
合格した。嬉しいのは嬉しいのだが、年間5万ドルを下らない学費や生活費を
どうやって捻出するか、だ。子供たちは、父親の財力を知っていて、エールに
固執しない、とはいうが、子供の夢を叶えてやりたいのは洋の東西を問わず
親の望みだ。
一方、怪しげな女優(志望)のブランシェから、家の保険を見積もって欲しいと
呼び出される。行って見ると、実は夫の心臓が悪く、明日をも知れない身。
夫は家のことを心配しているのだが・・・、と説明するが、生命保険には
入っていない。どうやら、この女、旦那を殺して保険金をせしめようとしている
らしい。金に困っているホフマンは、良心を捨てて、片棒を担ぐことになる。
ブランシェの夫リッキー(フォーク)に、走行中の列車から転落した場合に
多額の保険金が入るという傷害保険に加入させ、
まず、車の中で後部座席からブランシェが助手席のリッキーをクビを締めて
殺す。その死体を線路脇に置き、ホフマンがリッキーに成りすまして、
列車に乗り込み、目撃者をたくさん作っておいて、列車から飛び降りる。

テレビのニュースでは顔面が見分けもつかない転落死体が見つかったが、
スティーブ・リッキーらしいと伝えていた。しかし、ホフマンの保険会社の
調査部長モマーラは、どう見ても不審なこの事故の調査に乗り出し、
まず、遺体置き場で、死体のフリをしているリッキーの足をくすぐり正体を
突き止める。リッキー夫妻は多額の借金を夫婦で仕込んだ保険金詐欺で
取り戻そうとしていて、ホフマンは巻き込まれたのだ。
更に、リッキーの弁護士として保険金を受け取りにきたのはバレバレの
変装をしたリッキー本人。びっくりのホフマン。あの死体は誰だったの?
ホフマンに事情を聞こうと全員で保険会社に向かうと、なんと会社は
テロリストに乗っ取られていて、ホフマンとモマーラの機転で、会社は
被害を免れる。大喜びの社長はホフマンの息子に奨学金を出すという。
これで、犯罪者にもならず、3人の息子は無事エール大学に行くことが
出来たのだった。

バレバレの犯罪を仕込むピーター・フォークとビバリー・ダンジェロの
とぼけきった芝居、トラブルに巻き込まれ、自分は何も出来ずただ
どたばたとしている壊れたアラン・アーキンも最高!
誰も死なず、誰も犯罪者にならない、おバカな映画だけど呆れながら
笑えます。才人カサヴェテスの力量満点。アメリカ映画らしいです。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
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by jazzyoba0083 | 2006-09-20 22:00 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)