2006年 10月 15日
恋はデジャ・ヴ Groundhog day
1993 アメリカ コロムビア映画 101分
監督・製作・脚本:ハロルド・ライミス
出演:ビル・マーレイ、アンディ・マクダウェル、クリス・エリオット他
邦題にだまされてはいけない、なかなかに小洒落た映画だ。肩の
チカラがいい感じで抜けていて、面白くて楽しい。こんな映画を
見終わった後は気持ちがいいものです。モタモタ感もないし、
映像も同じシーンが多いけど、決して厭きたりくどく感じることは
なかったです。
ビル・マーレイは「ライフ・アクアティック」で、アンディ・マクダゥエルは
「ハドソン・ホーク」で、お目にかかったばかりでした。
ピッツバーグのローカルテレビ局のお天気キャスター、フィル(ビル)は
キー局から引き抜かれたいと思っている。実力もあると自惚れて
いる嫌なやつ。
そんなフィルが、毎年2月2日に郊外の町で開かれる、「聖燭節」の
お祭りの取材に行くことになった。お供は新人の女性プロデューサー
リタ(アンディ)。このお祭りは、ウッドチャックのフィルという木の中に
住む大型リスに似たモグラ?が、巣から出てきて、もし自分の影を
見ると、冬はあと6週間続く、という春の訪れを占うものだ。
2月1日に町に着いたフィル一行。リタとカメラマンはホテルに、
フィルは民宿に一人で泊まることに。そして明けて2日、お祭りの
取材を一通り終わり、局へ帰ろうとすると、吹雪で足止めに。
一行は仕方なく町にもう一泊することになる。
翌朝6時、目覚ましのラジオで目が覚めたフィルは、流れてくるDJの
おしゃべりが昨日と似ていることを不思議に思う。そして階下に降り、
町へ出てみると、なんと今日は2日だいう。昨日と同じ光景が
繰り返される。お祭りも行われ、リタとの取材もまた、当然のように
あった。そして、翌朝、またラジオは同じコメント同じ曲。フィルは
自分が2月2日から抜け出れなくなったことを理解した。
そして、これが半年続くのだ。毎日同じことが繰り返されることに
嫌気がさしたフィルは幾度も自殺を試みるが、翌日になると、6時に
目が覚め、何事も無く2日がまたやってくる。
フィルは、覚悟を決め、これを利用してリタのことを先回りして色々
知り、リタに好意を持ってもらおうと努力する。
そして、もうほとんど町の人を知ったフィルは、いままでの嫌なやつを
止めて、善行を施すいいやつに生まれ変わる。
そして、リタの心も射止めることが出来たのだ、その夜、リタを抱いて
寝て、目覚めた朝は・・・3日の朝だった・・・・。
そんなことあるものか、といわれればその通りだが、映画ですから。
2月2日が半年続くという馬鹿げた話を楽しめばいいのです。
そして、この映画ではそれが大変良く描けていると思いました。
特段、物凄いことがあるわけでもないし、CGが使われることも無い
ですが、掌編として、心温まるいい作品。主人公がそんなに美男
美女でないこともいいんじゃないですか?
原題のgroundhogとはウッドチャックのことだそうです。
「50回目のファースト・キス」の逆バージョンのような感じも。
尚、この映画の詳しい情報は
こちらまで。
原題:Groundhog Day(1993) 10年以上も前のこと、一体何をしていたのか、遠く忘却の彼方だが、この映画を見逃していたとは・・ちょっぴり歯がゆくも、究極の愛の形を見せてくれる・・ フィル(ビル・マーレイ)は天気予報のTVキャスター、リタ(アンディ・マクダウェル)は女... more
コチラの「恋はデジャ・ブ」は、「ブロークン・フラワーズ」のビル・マーレイ主演の一応ラブなのかな?コメディです。 って言うのも、邦題には思いっきり「恋」って入ってるんだけど、それほどラブコメっぽくないんですよね。原題は「GROUNDHOG DAY」。聖燭節って意味...... more