25年目のハッピー・クリスマス

●「25年目のハッピー・クリスマス Finding John Christmas」
2003 アメリカ・バイアコム テレビミニシリーズ 91分
監督:アンディ・ウォーク
出演:ピーター・フォーク、ヴァレリー・バーティネリ、ウィリアム・ラス他

多分アメリカのテレビシリーズ1本30分をCMを抜いて5本並べた映画
って感じのテレビムービー。wowowでやっていなければ観ることも
なかったでしょう。
ピーター・フォークが、天使の役目をしているので観てみました。これが
なかなか、ウルウル来る物語で、しっかり観てしまいました。
ノア・グリーリーは、ベイシティ・トリビューンの記者。クリスマスが近い
ある日、季節の雰囲気の写真を撮るために児童公園にやってきて、
サンタと子どものふれあいを撮影しようとしていた。ところが、写真を
とるな、というサンタ(ピーター・フォーク)に邪魔され、仕方なく、ベンチ
に犬とすわり、寒さしのぎにアメリカの大きい国旗を羽織っている一人の
男がサンタと会話している光景を写真に収めた。
新聞社に帰って、デジタルカメラからメディアを取り出してみてビックリ。
写っているのは男だけで、サンタは影しか写っていない。しかたなく
編集長は男だけの写真を一面に掲載した。

町の病院の看護士をしているキャサリーンは、新聞を見て写真に
写っているのが25年前に失踪した、兄ハンクにそっくりなのに驚く。
さっそく新聞社にノアを訪ね、あの男を知らないかと訪ねるが、その
写真に対する反響は凄く、そんなお尋ねばかりだよ、と一蹴されて
しまう。
編集長は、彼に「ジョン・クリスマス」と勝手に名づけ、現れたら
5万ドルを上げるという懸賞をかける。

そのジョン・クリスマス本人は、実はかつて町の消防士であり、
小学校の火事で、仲間を3人失い、多くの子どもを焼死させてしまった
ことを恥じて、町を出て行ったのだった。そして、出て行くときに
借りていったお金を返しに来たのだった。

キャサリーンは、何とか兄を探したいと必死で関係者を訪ね歩く。
一方、彼女の勤める病院が財政難で、10万ドルを集めるべく
クリスマスのチャリティコンサートを開くことになった。
ジョン・クリスマスを通して知り合いになったノアとキャサリン。
ノアには10歳くらいの娘がいて、このコンサートで歌うことになった。

そしてクリスマスの日、ハンクが新聞社に現れ、もう迷惑だから
追っかけないでくれ、と電話してきた。後を追ったノアだが、すでに
姿は無かった。 ノアは実は、昔の火事のとき、ハンクに助け
出され九死に一生を得た子どもだったのだ。天使のマックスは
様々な姿に返信してはノアやハンクの前に現れ、バラバラの家族が
再会できるようにとりはからう。
そして、遂にノアとハンクは対面するときがやってきて、ノアは昔、
あなたに助けらた、あなたこそ英雄だ、家族の元に帰って欲しい、
と訴えるが、ハンクの心は固く、町を出ていく。フェリー乗り場で
妹のキャサリーンとも合うことが出来たが、彼は去っていった。

そしてクリスマスコンサートの日。上手く唄えないノアの娘にまたしても
天使のマックスが現れ、勇気を貰った娘は見事歌うことが出来た。
そして、その会場に、ハンクが懸賞金の5万ドルを持って現れたのだ。
ER再建の当面の資金10万ドルが集ったのだった。
彼は家に帰ることにし、彼のことで知り合ったノアとキャサリーンは
結婚することになったのだった。めでたし、めでたし。

いかにもアメリカ人が好みそうな善良なクリスマスドラマって感じだけど、
こういうドラマに弱いもんで、感動してしまいました。
しっている俳優さんがピーター・フォークだけってのが、変なバイアス無し
で見られたのかも知れませんん。
by jazzyoba0083 | 2006-11-07 23:00 | 洋画=な行 | Trackback | Comments(0)