2007年 02月 03日
バットマン・ビギンズ Batman Begins
2005 アメリカ ワーナーブラザーズ映画 140分
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル、リーアム・ニーソン、マイケル・ケイン
モーガン・フリーマン、渡辺謙、ケイティ・ホームズほか。
バットマンシリーズ8年ぶりの最新作は、監督に「インソムニア」の
クリストファー・ノーランを迎え、コミック原典の映画らしくない、大人な
仕上がりとなった。05年の夏に「スターウオーズ エピソードⅢ」
「宇宙戦争」とほぼ同時期の封切だった不運もあり、あまり評判に
ならなかったと記憶している。渡辺謙の出演だけがクローズアップ
されていたりして。
バットマンはいかにしてバットマンになりしか、というスターウォーズで
云うところのダースベイダーの成り立ちを解説するのに似ている。
あるいはルーク・スカイウォーカーとヨーダの関係でもいいか。
これまでコミック原典ということで、バットマンの映画は観た事が無かった。
昔のテレビムービーは一生懸命観ていましたが。
で、感想としては主役とガールフレンドに注文はあるけど、あまり
荒唐無稽でもないし、そこそこマンガチックでもあり、面白く観ました。
リーアム・ニーソン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンなど
こんなに豪華でいいの?というくらいの脇役で固められ、底の浅さを
無からしめていた。
バットマンの世界らしく、全体に夜とか洞窟など暗いトーンで統一されて
いた。腐敗しきったゴッサムシティも、暗い。
大富豪の家庭に育ったブルース・ウェインは少年時代、井戸で遭遇した
コウモリの大群に圧倒的な衝撃を受け、またさらには彼の両親が
目の前で殺されて大きなショックを抱え込む。
やがて父の遺した企業を受け継いだブルースだったが、強いトラウマと
親の仇への復讐心は消えず、犯罪者の心理を知るため自ら罪人となる。
そんな彼はある日、デュガードという男と運命的な出会いを果たし、
不正と闘うことを決意。そして彼の薦めにより、ヒマラヤの奥地に潜む
“影の同盟”なる自警団のもとで心身を鍛え、心の闇を解放する。
こうして彼は、ゴッサム・シティへと舞い戻って来る。
街は悪の組織と暴力がはびこり、腐敗が進んでいた。自らの使命に
確信を持ったブルースは、全身黒いコスチュームを身に纏った
バットマンとなり、巨悪と対峙する道を選ぶのだった。
人間バットマンを演じたクリスチャン・ベイルを評価する声が多いが、
確かに演技は上手いと認めるが、あの受け口から発声される英語は
プロとしていかがなものか?それと喋ると顔が崩れるケイティ・ホームズ
は全然魅力的でなかったな。トム・クルーズだから好きになれるのかも。
尚この映画の詳しい情報は
こちらまで。
生い立ちや苦悩を描くのは、面白いと思う。本来はそういう場面があることで共感を呼ぶんだけど、あまりにも、暗くて、一歩引いて見てしまう。それとゴッサムシティを救うという大義名分があったとしても、後半は金持ちの道楽にしか見えなくて、庶民の私は、スパイダーマンの方が親しみを感じるなぁ。金持ちの両親が殺されるなら、「レモニースニケットの世にも不幸せな物語」の方がいい。 富豪の1人息子のブルース・ウェイン(クリスチェン・ベール)は両親が目の前で殺されてから、世界を放浪しながら、自分自身も悪への道へ進んでしま...... more
昔の映画風に上手に仕上げています。これでフルバージョン作ってもいいかも。『メトロポリス』でしたっけ・・??なんか、昔のSF映画にこういうのありましたよね。ダースベイダー先輩...... more
実を言うと「バットマン」シリーズは大好きなんです。特にティム・バートン監督の「バットマン」と「バットマン・リターンズ」が好きなんですが、この「バットマン・ビギンズ」でバットマンを務めるクリスチャン・ベイルが会見で「これまでのバットマンは観てません」と....... more