デパーテッド The Departed

●「デパーテッド The Departed」
2006 アメリカ ワーナーブラザーズ映画 152分
監督:マーティン・スコセッシ  脚本:ウィリアム・モナハン
出演:レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン
    マーク・ウォールバーグ、マーチン・シーン他
<2006年度アカデミー賞最優秀監督賞、作品賞受賞
     同 ゴールデングローブ 監督賞 他受賞作品>

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香港ノアール3部作「インファナル・アフェア」を「タクシー・ドライバー」
「アビエイター」のスコセッシがリメイク。私はオリジナルは未見。
豪華配役を得て、長編だが、見ごたえのある作品に仕上がったと見た。
映画館にて。

スコセッシの特徴なのだろうか、会話のシーンのカットを始めとして、
特に前半のシーンでカットが短く、イライラした。これも作戦か。
ウィリアム・モナハンの脚本はとてもよく出来ていると感じた。
多少話が複雑になるところを、キャラが立った配役で浮き彫りにして
みせた。レオもマットもいいが、私としては、ジャック・ニコルソンの
怪演振りにしびれた。この老人、脂ぎった役をやらせると今のハリウッド
では右に出るものはなかろう。レオとの「ネズミ」を巡るバーでの会話は
秀逸。それと、マットの上司にあたる巡査部長役のマーク・ウォールバーグ。
すべすべお肌で、とらえどころが無い正義感溢れる上司を好演。
ラストシーンで美味しいところを持っていく。
最後の最後まで、筋を見破れないプロット。カタルシスなしかよ!と
思わせておいて、おっとどっこいのラスト。スッキリという映画では
ないが、腹の底に重く残るものがあった映画だった。153分も長くは
感じない。

マサチューセッツ州ボストン。町はアイルランド系マフィアのフランク
コステロ(ニコルソン)に握られていた。州警察は、彼との全面的な
戦争に突入しようとしていた。
そこに入ってきたのが、警察学校を極めて優秀な成績で卒業し
いきなり特殊部隊の私服刑事に抜擢されたコリン・サリバン(マット)。
しかし、彼は貧しく育った幼い頃からコステロの庇護にあり、警察に
送り込まれたマフィアの「ネズミ」だった。
彼の情報により、コステロ一味は難を逃れつつ麻薬の取引など
ダーティなビジネスを繰り返していた。

このコステロ一味を壊滅させるため、警察の「ネズミ」として、コステロ
一味に送り込まれたのが、悪い環境で育ちながらも優秀な警官になった
ビリー・コスティガン(レオ)だった。常に危険に晒される彼は、精神的に
追い込まれ、精神科に通い、クスリを飲みながらの任務だった。

コリンは、警察で身内に潜んだネズミを探す役を任される。しだいに
ビリーに近づく。そしてビリーも、警察からの情報を得てコリンに近づく。
そして、ある事件をきっかけに、ついに二人がクロスすることになる。

このあたりからラストまでは一気だ。ネタバラシはしませんから、是非
映画館で見てください。

ある種のやり切れなさが残る映画ではあるものの、そのやり切れなさが
問うてくるものは、何だろうと、館内が明るくなっても暫くは立ち上がれず
考えていた。これが香港映画のリメイクでは無かったら、最高だったのだが。
スコセッシ、アカデミーおめでとう!遂にやったな!尚この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
Commented by oguogu at 2009-01-27 21:39 x
TB&コメントさせてもらっちゃいますねぇ~。
私もインファイナルアフェアは見てないので、すごく楽しめました。
見てない人には是非見て欲しい映画ですよね。
後半戦はあまりにあっさりなのに強い印象が残りました。
あの辺がすごく後味が悪いものの、すごく良い仕上がりになったのでは?と思います。
インファイナルアフェアを見るかどうか悩み始めましたが、 jazzyobaさんはどうしました?w
by jazzyoba0083 | 2007-02-04 12:30 | 洋画=た行 | Comments(1)