フォーリン・ダウン Falling Down

「フォーリン・ダウン Falling Down」
1993 アメリカ ワーナーブラザーズ映画 118分
監督:ジョエル・シューマカー
出演:マイケル・ダグラス、ロバート・デュバル、レイチェル・ティコティン他
フォーリン・ダウン Falling Down_e0040938_222413.jpg

人は皆、内に怒気を含んで生きているが、理性でこれをコントロール出来て
いるわけだ。

この映画の主人公D-FENCEと名乗る男は、ある夏の暑い日、クーラーの
壊れた車を運転している時に渋滞に会い、頭に来て、クルマを捨てて
歩き出す。別れた妻の元にいる幼い娘に会いに行きたかったのだが、
電話するために寄った韓国人が経営する雑貨店で、お金を崩して貰え
なかったことから、怒りに火がついてしまい、店中を荒して、しかも
コーラを買ったお金は払って出て行った。

ここからこの男(マイケル・ダグラス)の狂気の一日が始まる。
銃器の払い下げ店を訪れると、右翼の男を銃殺、銃をしこたまバッグに
いれて、別れた妻の家を目指す。途中でゴルフ場を横切り、ゴルファーに
銃をぶっ放し、豪邸に進入し、管理人を恐怖に陥れたり、しながら。

一方、今日が退職の日の刑事。狂気の男がクルマを捨てていくそのクルマの
後ろにいたのがウンのつき。
結局その男を追うはめになる。言うことを聞かない妻、内勤になったことを
皮肉る部下や同僚たち。しかし、彼は、狂気の男を追うことにする。

そして、男が妻の家に向っていることを突き止め、やがて男と対決することに。
多分ロサンゼルスのベニスビーチあたりだと思うが、海に突き出たピアに
逃げた妻と娘を追う男、追う刑事。男は娘に会いたいだけだったのだが、
すでに正気ではない。男は「撃てよ」と挑発、ポケットに手を入れる。
刑事の銃が火を噴く。しかし、瀕死の男が取り出したのは水鉄砲だった。

たんなる「切れちゃった男」の話かな、と思ってみたけど、結構面白かった。
この男、いろんな状況で怒るし、刑事も最後には妻に怒りを爆発させるのだが、
それぞれの怒りに納得がいくから、こまったものだ。
世の中がこんな男だらけになったらやっていけないわけで、みんなこういう
映画を観て、カタルシスを得ているわけだな。
冗談では観れない映画だ。
尚この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
Commented by マイケル at 2014-10-10 15:47 x
いるよね 監督が何を書きたいか理解できない輩
by jazzyoba0083 | 2007-02-27 22:30 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(1)