フリスコ・キッド The Frisco Kid

●「フリスコ・キッド The Frisco Kid」
1979  アメリカ ワーナーブラザーズ映画 日本未公開 119分
監督:ロバート・アルドリッチ
出演:ハリソン・フォード、ジーン・ワイルダー、ラモン・ビエリ他
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ハリソン・フォードが「スター・ウォーズ」でハン・ソロを演じたのが1977年だから、
この作品はその2年後。名優ジーン・ワイルダーとのコンビで演じた
西部劇コメディ。コメディというか、人情ドラマだな。
日本未公開なのだが、ユダヤ教が大きくクローズアップされていて、ワリと
地味な映画なので、封切は見送られたのだろう。

ハリソン・フォードもいいが、やはりこの映画で観るべきところはジーン
ワイルダーの演技。1870年にポーランドから、はるばるサンフランシスコに
ラビとして派遣される、落第司教を、ほのぼのと愚直に演じている。

日本で言えば明治初年、アメリカ西部ではゴールドラッシュが起きはじめて
いたころ。拳銃も、薬莢の付いた実包ではなく、鉛ダマだ。

ラビが不在のサンフランシスコ村(!)からの要請で、ポーランドのユダヤ教
総本山は、駄目司教のアブラムを派遣することに決した。派遣地では
写真しかみたことがないが、美人の娘との結婚も決まっていた。
大西洋を超え、東海岸に着いたアブラムは、サンフランシスコまで行く船を
逃してしまい、3人組に騙されて金を奪われた上、荒野に身包みはがされ
放り出されてしまう。
通りかかったアーミッシュに助けられ、馬を手に入れて西を目指す。
途中で、気のよい強盗フリスコ・キッドと呼ばれるトミー(ハリソン)と出会い、
珍道中が始まる。トミーは積極的にアブラムを助けるつもりはないのだが、
なぜか助けてしまう。
ある町の酒場で、アブラムの全財産を奪った3人組に遭遇、トミーは
アブラムを助け、金を奪い返す。しかし、これをうらみに思った3人組は
アブラムとトミーを追いかけ、銃撃、トミーは撃たれて怪我をする。
アブラムは落ちている銃で、やつらを撃てといわれるが、自分は聖職者、
人は殺せない、しかし、撃たなければ自分が殺される。万策尽きた
アブラムは引き金を引く。

数ヶ月の旅の末、二人はサンフランシスコに到着。トニーはお別れだ
というが、お前は親友だ、結婚式には誰が立ち会うんだ、と涙目になり
訴える。「親友なんて言われたのは初めてだ」とトニーも一緒に
サンフランシスコに入る。そしてユダヤ教徒と出会うことが出来た。

ラストはハッピーエンド。ジーン・ワイルダーが終始、人情溢れる
ラビ(言語では、ラバィと発音していた)を、見事に演じきっている。
お人よしのハリソン・フォードもいい感じ。プリミティブだがいい映画
だった。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2007-03-26 23:00 | 洋画=は行 | Comments(0)