天使がくれた時間 The Family Man

●「天使がくれた時間 The Family Man」
2000年 アメリカ ビーコンエンタテインメント映画 125分
監督:ブレット・ラトナー
出演:ニコラス・ケイジ、ティア・オニール、ドン・チードル、ジェレミー・ピヴェン他
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昨日観た「ベスト・フレンズ・ウェディング」と同様、人の心を暖かくする
佳作だ。みなさんも言っている様に、あまり期待しないで観たが、
拾い物だった、ということ。オリジナル脚本が良く出来ていることと、
「まいっちゃったなあ」顔の素敵なニコラス・ケイジと、私は初めて
観ましたが、恋人(奥さん)役のティア・オニールのかわいらしさと存在感が
いい感じの映画に仕上げていた。機会があれば観てください。


冒頭は空港。13年前。ジャック(ニコラス)は、金融の勉強をするために
まさにロンドンへ飛び立とうとしていた。二人のために離れるのは良くない
私と結婚して、アメリカに残って・・・と哀願するケイト(ティア)。
しかしジャックは、ケイトの気持ちはわかっていても自分の将来を切り開く
ため、ロンドンへと去っていった。

そして13年後。ジャックはウォール街で大活躍の金融会社の若き社長と
なり、都心の超高級マンションの最上階のペントハウスに暮らし、
フェラーリを乗り回す、独身セレブとなっていた。

そしてクリスマスイブ。仕事仕事で、共に過ごす恋人も友人もないジャックは
コンビニによってかえろうとするが、そこで強盗に出くわす。強盗は、自分が
買った宝くじが230ドル当たっているから取り替えてくれ、というが主人が
贋物だろう、よそで換えてくれ、というと強盗は銃を取り出して脅しに掛かる。
居合わせたジャックは、強盗にそのクジを200ドルで買う、と申し出る。
強盗は納得したが、実はこいつが天使?だったらしく、店の外にでて
彼と会話していると、ジャックは「不満なことは何もない」ともらすが、
天使?は「今言った言葉の結果起きることは全て自分の身から出たことだからな」
といって去っていく。その晩かつての恋人ケイトから電話が留守電が入ったが
ジャックは返事をすることはなく、そのまま眠りについた。

そして目ざまめたクリスマスの朝。なんと隣にケイトが寝ていて、幼い子供が
2人いて、郊外に住んでいる、しがないサラリーマンになっていた。
訳がわからないジャック。周囲も突然ジャックが変になったので、怪しく思う。
しかし、ジャックは、かつて深く愛したケイトと結婚していたことに悪い気はしない。
しかし自分はウォール街ででかい仕事をし、成功し金も儲けたい夢があった。

ジャックは、ケイトのオヤジさんのやっている大手のタイヤ小売店に勤めて
いて、ケイトは無報酬で困った人の弁護をする弁護士だった。
ジャックは、ロンドンに行って2日で帰ってきたという。そして結婚して、
2人の子供に恵まれ、郊外に一軒家を買って、つましい生活をしていた。

狐につままれた気分のジャックは、ウォール街の自分の会社に行ってみるが、
ガードマンに追い返され、住んでいたマンションの親しかったドアマンに
俺を入れてくれといっても、あんたは誰だ、と言われてしまう始末。

自分の人生が変わってしまったことを戸惑いつつも、子供とケイトの生活を
続けていた。なんとか取り繕ってケイトと話をあわせたりしていたが、
大事な結婚記念日も忘れていたりする。子供には「あなた、誰?パパじゃ
ないね。エイリアンでしょ。良く化けたわね」などと言われる。

ジャックは最愛の人だったケイトと郊外でつましいながらも愛する二人の
可愛い子供との生活もありだな、と感じるようになっていく。

そしてある朝目が覚めると、また元のジャックに戻っていた。
彼は、ケイトの電話番号と住所を探し出し、彼女のところに飛んでいく。
そこには、弁護士として成功し、いまやパリの事務所を任され、
引越しの真っ最中のやり手弁護士ケイトがいた。
ジャックが懇願しても、ケイトの意思は固く、パリ行きの飛行機に乗り込もうと
する。ジャックは、結婚して郊外に家を持って子供を二人作り、幸せになろう、
それには君と離れていてはだめなんだ、と叫ぶ。コーヒー1杯を付き合って
くれよ、と。

ラストシーンは、飛行機が見えるラウンジで、二人がコーヒーを飲みながら
色々話しているところで終わる。結婚して暮らすことになるのかどうかは
さだかでない。変にハッピーエンドにしちゃわないところがミソだ。
余韻を残して終わる。このほうが心に色々なことが残るのだな。

愛する家族と暮らす幸せを見つけたジャック。原題のファミリーマンの
謂われでもあると思う。
ジャックと結婚して、2人のママとなったケイトが、普段の暮らしの中で
幸せを感じている様子が、実にいい感じで演じられている。お金だけでは
なんともならない幸せは、愛する人がそばにいてこそなのだ、と言っている。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2007-04-10 23:30 | 洋画=た行 | Comments(0)