フェイス/オフ  Face/Off

●「フェイス/オフ Face/Off」
1997 アメリカ タッチストーン+パラマウント+ブエナ・ヴィスタ 138分
監督:ジョン・ウー
出演:ジョン・トラボルタ、ニコラス・ケイジ、ジョーン・アレン他
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ジョン・ウーの傑作として名高いアクション映画。レンタルビデオ屋から
借りてきて8年前くらいに観ているのですが、殆どというか全部忘れ
ちゃっていた。だからとても楽しく観ることができた。

ストーリーは超荒唐無稽で、「なんでぇ~」とか「ありえね~」とか、
突っ込みどころ満載ですが、FBI捜査官(トラボルタ)がテロリスト
(ニコラス)と顔を取り替えてしまい、隠された細菌爆弾の場所を
つきとめるというもの。

6年前、FBI捜査官アーチャーは、遊園地で子供と遊んでいたところを
テロリスト、キャスター・トロイ(ニコラス)に銃撃され、子供が殺されて
しまった。それ以来、アーチャーはトロイを追い続け、捕まえることに
成功する。しかし、トロイはLAのどこかに細菌爆弾を仕掛けたと
言っていて、その場所を知っているのはトロイの弟しかいなかった。
弟も特殊刑務所に入れられていて、彼に接近するために、FBIは
アーチャーに、形成手術を受けて、顔面をトロイと取り替えて、彼に
成りすまして刑務所に入り、弟から爆弾の隠し場所を聞き出そうと
いう作戦を持ちかける。

最初は躊躇したアーチャーだが、息子を殺したやつでもあり、手術に
合意する。トロイに成りすまして刑務所に入り、弟から爆弾の
ありかを聞き出し、脱走にも成功したアーチャーだったが、
こん睡状態にあったトロイが、痛みで気がつき、形成外科チームを
脅かし、保存してあったアーチャーの顔を、自分に付けさせ、チーム全員
を惨殺してしまう。そして、アーチャーになりすまし、FBIをいいように
使うのだった。妻のイヴやFBIの仲間たちも、急に性格が変わった
アーチャーを不思議に思うのだったが・・・。

そして、トロイの姿のアーチャーと、アーチャーの姿のトロイの一騎打ちが
始まる。

最後は、元に戻ってハッピーエンド。ところどころに気の利いた伏線が
埋められていたりして、なかなか楽しい。ジョン・ウーらしく、ドンパチと
爆発は、いつもどおりもの凄い。

ただ、逃げるトロイの乗った自家用機が、追うアーチャーらのハマーに
追いつかれてしまうというのは?
パワーボートのチェイスシーンでは、ありえない事態のオンパレード。
でも、気持ち良いから許しちゃう。痛快アクション映画、というちょいと
古びた言い回しがぴったりする映画だな。
教会で銃をぶっ放しあうなんて、不敬じゃないのかなあ、なんて思ったり
して。

トラボルタとニコラスの配置が良かったと思いますよ。美女が一人も
出てこないのもいいな。男の匂いプンプンの直球勝負のアクションです。
なお、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2007-04-14 23:30 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)