綴り字のシーズン BEE SEASON

●「綴り字のシーズン BEE SEASON」
2005 アメリカ Searchlight Pichtures 提供 106分
監督:スコット・マクギー、デヴィッド・シーゲル
出演:リチャード・ギア、ジュリエット・ビノシュ、フローラ・クロス、マックス・ミンゲラ他
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今ひとつ、インパクトに欠ける映画だった。きっと原作の方が面白いのだろう。
原作は、NYタイムズでも「注目すべき本」とされ、全米でベストセラーになった、
マイラ・ゴールドバーグの小説「Bee Season」。

スペリングコンテストを通して家族が再生していく様子を描いたものだが、原作を
映像化するのにアップアップしている感じがする。
宗教学者で大学教授のソール・ナウマン(R・ギア)、病理学者の妻ミリアム(J・ビノシュ)
出来のいい高校生の長男アーロン、そして小学校6年生の娘イライザ。

この4人家族は、幸せな家族。夫は料理は上手いし、バイオリンも弾き、チェロを弾く
息子と合奏するのを楽しみにしている。優秀な息子に愛情を注ぎ、将来を夢見ていた。
それだけに息子への注文も厳しかった。息子はそれに耐えて勉強に励んでいた。
しかし、イライザが学校のスペリング・コンテストで優勝し、州大会へ進む頃から
自分の研究の領域に娘の能力がだぶり、神がかり的な心の声、神の声が聞こえる
イライザを偏愛しはじめる。
イライザは「目をつぶると、スペルが聴こえてくるの」という。父親は、娘はきっと
神の声を聴いているのに違いない、と感じたのだった。

娘ばかりに愛情が注がれるのに寂しさを感じていた長男アーロンは、ふとした
きっかけで出会った娘と愛し合うようになる。この娘、ハレクリシュナの信者で、
アーロンもその精神の道に導かれていく。

イライザは州大会でも優勝し、ついにワシントンで開催される全国大会に出場が
決まった。その頃から母の精神状態が不安定になった。ついに入院することに
なる。彼女は光るものを盗んで集め、借りた別の部屋に飾り付けていたのだった。

イライザと父は、ワシントンの全国大会に赴く。順調に勝ち上がり、ついに決勝。
最期の出題は日本語の「オリガミ」だった。イライザはこれにわざと間違える。
「ORIGAMY」と。
ラストは、母も戻り、兄も戻り、イライザはスペリングコンテストの重圧からも
開放され、再び幸せな家庭が戻ってきたのだった。

というお話しだが、小学6年でめちゃくちゃ難しい単語のスペリングを言えるんだなあ、
と感心した。ま、日本でも小さくても難しい漢字を書ける子がいるわけだから
同じことか。
イライザが、自分がスペリング・コンテストを勝ち進むことで家族を再びくっつける
努力をする姿が感動的。
母の病気の背景、兄の宗教観の変遷など描き方が浅いと感じた部分もある。
Spelling Bee=スペリング・コンテスト。参加資格9-15歳。約1千万人が参加する
アメリカではメジャーな大会。優勝賞金12,000ドル。
尚この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2007-05-29 22:36 | 洋画=た行 | Comments(0)