「すべての美しい馬 All the pretty horses」
2000年 アメリカ Clombia(SPE)+MIRAMAX 116分
監督:ビリー・ボブ・ソーントン 原作:コーマック・マッカーシー
出演:マット・デイモン、ヘンリー・トーマス、ペネロペ・クルス、ルーカス・ブラック他

まるで小説を見ているような映画。これも原作の方が面白い作品ではあるような
感じを受けた。アメリカ現代小説をadoptaionすることは難しいことなのだなあ。
1949年アメリカ・テキサス。父親の広大な牧場の後を継ぎ、カウボーイの生活を
夢見ていたジョン(M・デイモン)。しかし母親は土地を石油資本に売り、都会に
出て行ってしまった。
カウボーイ生活を諦められないジョンは、親友レイシーと共に、メキシコを目指した。
途中で、馬泥棒らしき16歳の少年と出会う。同行を頼まれたが、危険な臭いを
感じた二人は、彼を振り切ってしまう。が、また途中で出くわす。結局彼は
疫病神であったわけだが・・。
豪雨の野営中、馬が逃げ出してしまう。少年が、ある牧場に自分らの馬が
つながれていることを見つけてきて、全員で奪い返しに行くが、見つかり、馬泥棒
として追われる身となる。
上手く逃げおおせたジョンとレイシーは、メキシコ人の大牧場にカウボーイとして
雇って貰うこと成功した。野生馬を飼いならす技の巧みさに、メキシコ人たちも
ジョンたちに打ち解けていく。そんな中、オーナーの娘(P・クルス)と出会い、
ジョンと娘は愛し合うようになる。かごの鳥の娘にとって自由なアメリカ人は魅力的
に映ったのだろう。しかし彼女には大富豪のいいなずけがいたのだ。
彼女は、ジョンと一緒になることを望むのだったが、障害はあまりにも大きい。
そんな生活も、メキシコ人の密告により、ジョンとレイシーは馬泥棒として警察に
捕まってしまう。牢屋に行くと、あの少年もすでに投獄されていた。
少年は、逃げる途中で警官を射殺しているので、かなりやばかった。
3人は他の街の刑務所に護送されることになったが、メキシコには死刑がない、
護送する署長は、少年だけ、別のところに連れて行き、射殺する。
刑務所の中は無法地帯。殺される恐怖がつきまとう。事実レイシーも半殺しの
目に会い、ジョンもナイフを持った男に襲われるが、手にしたフォークで刺しまくり
相手を殺したのだった。こんなことをしていた二人だがある日突然釈放される。
牧場に戻った二人だが、釈放してくれたのはオーナーの娘の伯母だった。
金で解決したのだ。しかし、伯母はジョンに、娘とは二度と会わないでくれ、と
頼む。愛し合う二人だが、二人ともこの先に幸せはない、と悟り別れることに。
そして、ジョンとレイシーは、自分たちの馬を奪い返すため署長を人質にし、
二人の馬と少年の馬、計3頭を連れて、テキサスを目指した。
途中二人はバラバラになってしまうのだが、再びテキサスの地で再会、
カウボーイの人生を始めることが出来るようになるのだった。
筋書きを字で書いてしまうと映画の面白さが伝わらないが、馬泥棒の少年や
署長を人質にしてテキサスに帰る途中、署長一派に追いつかれピンチに
なるが、これを救った最初の刑務所の仲間であった老人とか、
アメリカに入ったとき最初に声をかけたのがシェリフだったことからまたしても
馬泥棒として逮捕され裁判に掛けられるが、巡回判事がいいやつで、
ジョンが真実を話していると信じ、無罪放免としてくれるとか、なかなか
味もありつつ、ちょいとそんなのありかな、と思わせるところがあったり。
マット・デイモンの現代映画らしい、といえばそうかもしれない。
尚この映画の詳しい情報は
こちらまで。

