恋人ゲーム Not Small Affair

「恋人ゲーム Not Small Affair」
1984 アメリカ コロムビア映画 102分
監督:ジェリー・シャッツバーグ
出演:デミ・ムーア、ジョン・クライヤー、ジョージ・ウエント、エリザベス・デイリー他
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ファッション雑誌出身の監督にして「スケアクロウ」なんぞも撮っている御歳80に
なられるシャッツバーグ監督が映画出演4作目のデミ・ムーアに、これが映画
初出演のジョン・クライヤーを迎えて作った青春ラブロマンス。

まあ、なんともはや、の映画ではあるが結構観ちゃったりする。何映画?って
暫く判らないんだもん。デミが結構ミステリアスっぽかったりするもんで。
22歳のデミ、若い!「ゴースト」で大スターの仲間入りをするまでに、まだ6年あまり
の時間が必要。クライヤーも19歳の実年齢だが16歳の高校生を上手く、というか
下手との境界線にあるのじゃないか、と思わせる初々しい演技。
サンフランシスコの街は、いつでも映画栄えする街だなあ。

そのフィッシャマンズワーフあたりで、趣味というか、将来のカメラマンを夢見る
高校生チャールズ(クライヤー)が港を題材にした写真を撮っていると、カメラの
前を、ケンカをしながら通り過ぎる、男女がいた。男はギターケースを持っていた。

家には、知らない男(これが知らないうちに自分のオヤジになっているのだが)が
母親との情事を重ねていた。兄貴はフィアンセを連れて家に帰って来ていた。
(職業不詳)。そんな家で、いわゆる写真オタクのヒッキー、チャールズ。
自前の現像室で、現像してみると、港でケンカをしていた女性の横顔に強く
惹かれる。街中を探してみるが、そう簡単に見つかるものではない。

そんな時、兄貴と入ったクラブでロックを唄っていた女性こそ、その女性ローラ
(デミ)だった。無礼にもカメラを向けるチャールズをつまみ出そうとする店員ら
とモメて警察のお世話になることに。

後日、出来上がった写真を持ってクラブを訪ねたチャールズは、ローラに出会う
ことが出来た。チャールズは、自分の被写体になって欲しいと懇願するが、
ローラは、あなたに係わっているひまはないのよ、と連れない。そう、恋人だった
バンドのリードギターと別れてしまい、バックバンドが成り立たなくなっていたのだ
た。

ある日の下校時、学校の校門に、支配人のポルシェに乗って現れた。そして
チャールズの被写体になるわ、といって、チャールズの手に住所と電話番号を
書いて去っていく。

クラブの事件で自宅謹慎の身ではあるチャールズだったが、ローラを撮影する
ために家を抜け出し、ローラが住んでいる家に向った。
ローラと合流したチャールズは、サンフランシスコの街に出て、さまざまな写真を
撮影するのだった。夕食、空腹の二人は縁も縁もない結婚披露宴に紛れ込み
タダメシを食らうが、花嫁の父に目をつけられていて、38ドル払えと迫られる。
困ったチャールズは、花嫁の父に、彼女が実は有名な歌手で、歌が凄く上手い、
と訴える。それじゃ、唄ってみて、本当にそうなら許そう、ということになる。

ローラは、生バンドと打ち合わせして、いつものロックとはまるで違うジャズを
見事に唄いきった。場内は大喝采。感心した花嫁の父は、彼女にシャンパンを
贈るのだった。

ローラには№1になりたい、このまま場末の歌手で終わりたくないという夢が
あった。そしてチャールズにはミラノに行ってプロのカメラマンになるという夢が
あった。そのために記念写真の撮影のバイトなどをして8000ドル余りを目指し
貯金していたのだった。しかし、ローラはクラブをクビになり、チャールズは
そんなローラを追い掛け回していた。

チャールズは、ローラを何とか有名にしたいと考え、街のタクシーの屋根の上の
広告塔に貯めた6000ドルをつぎ込んで、自分の撮ったローラの写真を載せ
走らせた。電話番号も書き込んで。そのタクシーの数、150台。

何も知らないローラの元に、いかがわしい電話やデートクラブと勘違いした
男からなど、ひどい電話が殺到した。激怒したローラは、高校に乗り込み、
試験中だったチャールズを引きずり出し、どういうことをしてくれたの、となじる。
愛するローラのため何とか役立ちたいと考えたチャールズだったが、親切が
仇となってしまったのだ。
しかし、タクシー会社へ行って事情を聞くと、ミラノに行くための貯金を叩いたこと
が判り、ローラは、チャールズに謝ろうと彼を探す。

一方チャールズはローラにひどいことをしてしまった自責の念から、街で
酒を買って泥酔していた。そこころ、クラブの支配人がローラの元を訪れ
またクラブで唄ってくれと頼んできた。地元の新聞が、ローラとチャールズの
恋の物語をタクシーの広告塔のことをヒントに記事にしたのだったが、その
記事にローラは、支配人のところの歌手だ、と書いてあったため、店に予約が
殺到しているというのだ。

店に再び帰ってきたローラ。満員の客の中にはLAから来たレコード会社の
人もいた。ジャズを唄うローラにびっくりする支配人だったが、客も大喝采、
レコード会社のスカウトも満足の様子に感激するのだった。

どうしてもチャールズに礼が言いたいローラは、ステージを途中で抜け出して
彼の家に行くが、彼は帰っていない。何か書いたメモを兄に渡し、再び
ステージへと戻る。
メモを渡そうと兄とフィアンセが夜の街でチャールズを探す。チャイナタウンで
泥酔して歩道にうずくまっていたチャールズを家に連れかえってきた。
そして兄貴の結婚式が自宅で行われた。介添人のチャールズは、兄に指輪を
渡す時、指輪ケースの中から、ローラのメモが落ちた。そのメモにはローラが
チャールズを愛していると書かれていた。結婚式を放り出してローラの家に
走るチャールズ。彼を探していたローラも喜ぶ。しかし、ローラはレコードを
出すことが決まり、LAに行かなければならない。
愛している、って言ったじゃないか、と彼女と別れることに一旦駄々をこねる
チャールズだったが、彼女の夢を実現するために自分がしたことが今結果を
生んだことを理解し、彼女がLAに行くことを薦める。そしてその夜、二人は
結ばれた。(そのときチャールズが家に外泊するよと電話をするのだが
寝ていたところを起こされた義父は、彼に良い夜をな、ガンバレよ、などと
粋なことを言ってくれたりする。ここが一番にやりとしたシーンだったな)

そして空港。LAへ旅立つローラを送るチャールズ。二人は抱き合い別れを
惜しむ。この先僕を忘れないで、と言うチャールズに、90歳になっても忘れ
ないわ、と言うローラ。彼は、ローラと自分が結ばれるとは思っていなかったが
愛し、愛されることを知り、別れを知り、大人になった一人の男がそこにいた。

ラストの落ちがちょっと軽いかな、と感じるがまあ、青春ラブロマンスとしては
まずまずかな。邦題はぜんぜんダメだな。「小さくない出来事」という
ニュアンスが出てない。映画の中でデミが歌っているところは全て吹替え。
残念ながら本人は唄っていません。構えてみる映画ではない。嫌いじゃないな。
尚この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
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by jazzyoba0083 | 2007-06-09 22:40 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)