ドア・イン・ザ・フロア The Door In The Floor

●「ドア・イン・ザ・フロア The Door In The Door」
2004 アメリカ Focus features,Revere pictures,Good Machine 112分
監督・脚本:トッド・ウィリアムズ 原作:ジョン・アーヴィング「未亡人の一年」
出演:ジェフ・ブリッジス、キム・ベイシンガー、ジョン・フォスター、ミミ・ロジャーズ他
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文豪ジョン・アーヴィングのベストセラーの前半部分を映画化。脚本も新鋭のトッド・
ウィリアムズが手がけた。映画からも文学の香がただよう、そんな作品。
まるで小説を読んでいるような感じをうける。ハリウッドというよりヨーロッパの映画の
雰囲気がする、そんな映画だと感じた。だから、けっこう理屈っぽかったりする。

童話作家で画家のテッド(ブリッジス)とマリアン。二人には過去に二人の息子を
同時に亡くしてしまうという不幸な過去があった。そして今は娘ルース(エル・ファニング
=ダコタの妹!)と3人で海辺の家で、何事もないような暮らしをしていた。
表面上は。しかし、皆に、過去の事件の影は深く落ちていて、夫婦の間もぎこちない
ものがある。イカ墨で描くエロチックな画。モデル(ミミ・ロジャーズ)と関係してしま
っているテッド。

そんな中ある夏、テッドの元に作家志望の高校生エディを助手として迎える。しかし、
エディは妻のマリアンに恋してしまい、夫と精神が通わない生活に辟易していた
マリアンも積極的にエディと交渉を持つ。何かを忘れるように、何かから救われる
のを望むように。一方、事態を薄々感づいテッドは、作家志望の青年にたぶん
嫉妬する。意地悪のような添削もしたり。やがてエディは、この家にある不幸な
事故のことを知ることになる・・・・。そしてまた悲しい(?)結末へと進んでいく。

ラストシーンは、タイトルどおり、エディが床にあるドアに入るところで終わる。
誰にでもある床のドア、誰でも入りたい床のドア、誰でも入って事を収拾しようと
する床のドア。色んなことを考えされる、内省的文学映画の佳作。カンヌ向きかも。
尚この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2007-06-20 22:30 | 洋画=た行 | Comments(0)