ベティ・サイズモア Nurse Betty

●「ベティ・サイズモア Nurse Betty」
2000 アメリカ ユニバーサル映画 112分
監督:ニール・ラビュート 原案・脚本:ジョン・リチャーズ
出演:レニー・ゼルヴィガー、モーガン・フリーマン、クリス・ロック、
    グレッグ・キニア、アーロン・エッカート他

    <2000年度カンヌ映画祭脚本賞受賞作品>
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レニー・ゼルヴィガーの可愛さ、魅力爆発の一風変った映画。ちょっと頭の
ネジが足りないような可愛い女をやらせるとレニーはとても魅力的ですね。
マリリン・モンローのようだと個人的には思います。(醸し出すものがです)

冒頭、病院のシーン。原題が「看護婦ベティ」だから、ここから何かが始まる
のかな?と思ったら、画面を見つめるダイナーのウエイトレス、ベティ(レニー)が。
画面を見つめたまま、コーヒーのお代わりを催促するチャーリー(モーガン)と
ウィズリー(クリス)親子に、コーヒーをサーブする。ビックリする二人。
そしてCMタイム。
ベティは現実に戻る。そして店のみんなに、大好きなメロドラマ「愛のすべて」の
主人公デイヴィッドの等身大の書き割り写真をプレゼント。そして看護学校への
足しにして、と応援のお金をプレゼントされる。

中古車販売店を経営する夫は秘書と浮気の真っ最中。ベティは寝室のテレビで
録画していたドラマの続きを観始める。すると、客が訪れる。その客こそ
ベティがコーヒーをサーブしたチャーリー親子だった。彼らは、中古車に隠された
麻薬を取り返しに来たのだ。ベティの夫は隠れて麻薬の取引にも手を染めていた
のだ。
チャーリー親子は、夫を縛り上げ、麻薬は何処に隠した?と聞くが答えない。
気の短い息子は、インデアンの真似をして、夫の頭の皮を(少しだけ)剥ぐ。
始めのうちはドラマに夢中で、来客のことは余り気にしていなかったが、ドアから
覗き見ると、縛られた夫が今しも、頭の皮をはがされ、半狂乱になって暴れ
始めたので、チャーリーは夫を射殺してしまった。
計画が狂った親子は、展示されている車のトランクを片っ端から探すが見つからない。

夫が目の前で惨殺された一部始終を目撃してしまったベティは、突然、ドラマと
現実の区別がつかなくなってしまう。
ドラマの主人公の医者ディヴィッドとはかつて婚約していて、今は自分から別れた
状態で、ロスまで会いにいかなければ、と決意、殺人現場で警察たちが右往左往
する中をトランク1つ持って、カンザスからロスへと向う。

一方、隠された麻薬を探す手がかりとして、また目撃者を捕まえようと、チャーリー
親子が、ベティの後を追う。
途中で立ち寄った病院で、雇ってくれ、と頼むが断われる。しかしそのと担ぎこまれた
患者の応急措置が偶然良かったため、特別に雇われることになる。
また、命を救われた男のが家を提供してくれることになり、彼のガールフレンドと
共同生活を始める。しかし、どうもベティの話がおかしいと思った彼女は、ベティが
テレビドラマと現実の区別がつかなくなっている事に気づき、ちょうど開催される
ドラマの出演者らのパーティーに連れていって、ディヴッド(本当は俳優のジョージ)
にあわせればいやでも判るだろうと考えた。

パーティーの夜。ドラマのヒロインになりきったベティは、ディヴィッド医師に近づき
ドラマの共演者やプロデューサーらが居並ぶ中で、ドラマのセリフを長々と
語り始める。最初は熱心なファンだとあしらっていた、ドラマの一行も、あまりに
真に迫ったベティの様子に、調子を合わせる。ディヴィッドも、ベティの現実の
部分もアドリブであわせていく。どんどん調子に乗ってしまうベティ。
その様子をみていて、どうなっているわけ?と首をかしげる同居人の女。

ディヴィッドとベティは二人きりで、会場を抜け、クルマでベティの家まで送って
貰ったりした。ディヴィッドは最近マンネリ勝ちのドラマにベティを配役することで
番組の人気を回復させたいと考えていた。

次の日プロデューサーに渡りを付け、スタジオにベティを連れて行く。逆に何の
事か判らないベティ。自分のセリフは当然まともにしゃべれない。不思議に思い
だんだん激怒するディヴィッド役のジョージ。

次第に自分がドラマの世界と現実の区別がつかなくなっていることに気がつき
始める。その頃、チャーリー親子が、ロスに現れる。そしてベティの部屋を
探し当て、彼女の乗っていたクルマから麻薬も見つけた。目撃者であるベティを
何とかしなければと部屋に入ってきたチャーリー親子、そして彼らの跡を付けて
来たカンサスの保安官たち。
そして、銃撃戦となる。チャーリーは本とは心根の優しい男だったのだ。

そして、今度こそ本当にテレビドラマにキャスティングされることになったベティ。
しかし、彼女はテレビに出たお金を貯めて看護学校に行って、本当に看護師に
なったのだった。

物語のテンポがいいし、ストーリーも流れもいい。人間の暖かさ、ずるさ、弱さ、などが
殊更らしくなく描かれている。頭の皮を剥ぐシーンはちょっとドキッとしたけど。
レニーのための映画、といえるだろう。キュートな彼女の笑顔は何よりの癒しだ。
尚この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2007-06-24 20:50 | 洋画=は行 | Comments(0)