パパラッチ Paparazzi

●「パパラッチ Paparazzi」
2004 アメリカ 20th Century Fox、Icon Entertainment 84分
監督:ポール・アバスカル
出演:コール・ハウザー、ロビン・タニー、デニス・ファリナ、トム・サイズモア他
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こういう映画はwowowならでは。テレビの2時間サスペンスより短く、中身は
金がかかっているので面白い。結構こういうリベンジものは好きですね。

半年前までは、売れない俳優だったボー・ララミー。出演した映画がヒットし、
今や、LAの高級住宅街マリブに大邸宅を構え、妻と息子で、幸せな人生を
エンジョイしていた。

しかし、彼らの生活は、道徳もへったくれもないパパラッチたちに晒されていた。
ある日、息子のサッカーの試合にパパラッチが現れ、息子にシャッターを切った。
怒ったボーは、カメラマンを殴ってしまう。そこを、バンの中に潜んでいた
パパラッチの仲間たちにムービーでも撮られてしまう。
逮捕され、周囲からの目も変わってきたことにイラつくボー。彼らは、札付きの
ワルで、ボーの私生活を台無しにしようと、仲間ぐるみで、ボー一家に襲い掛かる。

車でわざと挟んでチェイスし、フラッシュをやたらにたくので、目がくらんだボーは
家族を乗せた車で事故を起こしてしまう。事故車の中で、意識不明になっている
家族を容赦なく撮影するパパラッチたち。ハイエナのようだ。
妻はなんとか助かったが、息子は意識が戻らない。
怒ったボーは、パパラッチどもに復讐していく。
まず、偶然にパパラッチの乗ったバイクが事故を起こし、乗っていたカメラマンが
谷底に落ちそうになったところに出くわしたボーは、いったんは助けようとするが、
カメラマンが「おまえをとことん追いかけるぞ」といったここから、手を離し、
カメラマンをがけに落としてしまう。

そこから、彼は、ロケ地に偽電話でおびき寄せたパパラッチの服に、撮影用の銃を
忍ばせて、警察に「銃をもった男が走っている」と匿名の電話をかけ、駆けつけた
パトカーに囲まれたカメラマンは、何がなんだかわからず、ジャケットを探ると
銃がでてきた。それを出した瞬間、彼の車を囲んだ警官が一斉射撃を食らわせ
のだった。

最後に残った二人は、ボーに命を狙われていることを察知し、彼の住宅に隠しカメラ
をしかけ、動きを探る。
しかし、ボーは、自宅警備の警官を出し抜いて家を出て、一人の家に行き、バットで
彼を撲殺、凶器のバットを、ボス格のパパラッチの家に、置いておくのだった。
仲間の様子を見に来たボスは、すでに死んでいるカメラマンを見て、ガラスを割って
中に入る。そこに彼の指紋がついてしまう。
激怒した、ボスは銃を持って、ボーの自宅を目指す。捜査に来ていた刑事が、
殺されたカメラマンの家にボーの家を監視するカメラがあることに驚く。さらに
そのカメラに、今しもボーの家に銃を持って入ろうとするボスが写されていた。

刑事は、ボーの自宅に電話すると同時に、近所のパトカーにボーの家に急行
するように指示、ボーは、侵入してきたボスを捕らえ、ボコボコにやっつける。
そして刑事に引き渡した。ボスは、手下のカメラマンをボーが殺したことに気づいて
いるのだが、自分の悪行がばれるので言えない。
逮捕され、自らパパラッチの餌食になるボス。

精神的に追い詰められ完成が危ぶまれていたボーの新作「アドレナリン・フォース2」
も無事プレミアショーを迎え、再びレッドカーペットの上でフラッシュを浴びる
ボーの姿と、回復した長男の姿があった。

家族を守るためにリベンジを実行していく様子、スピード感、などなかなか面白かった。
メル・ギブソン(プロデューサーの一人)やヴィンス・ボーンなどが、カメオ出演している。
最後、カタルシスは十分なのだが、殺人者であるボーを見逃しちゃっていいの?と
思ったりもしました。
なおこの映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2007-07-05 15:45 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)